麒麟の翼でのブログで、登場したのが、凸凹コンビ 長谷川と平光だが、
彼らとは、随分因縁が深い間柄だ!
中学3年生の時に、初めてクラスが一緒になったのだが、3人のキャラが全く違うのだ。
平光は、勉強はよく出来るのだが、運動はイマイチ、なまじ頭が良いので、屁理屈ばかり言っては、回りの連中に虐められていた。(虐めと云っても、今ほど陰湿ではない)。
長谷川は、必ず、私か平光に同調し、多数決の多い方に付いている日和見的な奴だ。上手いこと空気を読んで要領よくやっていく。
私は単純で、妥協が嫌いで、白黒をはっきりさせてしまうので、問題の事件を起こしたり、目立った存在だった。
3人とも、57歳!仕事の上ではもうすぐ定年の年齢になっている。
平光はトヨダ自動車に入り、出世した。現在は関連会社の社長をしている。
長谷川は、相変わらず、要領よく公務員になり、如何に働かずに、楽に、世渡り出来るか?
現在は、気象庁の偉いさんになっている。
私は、長いものに巻かれることが出来ず、職人の世界に入っている。
三人三様だが、こうして40年経っても、昔の関係そのままだ。
この日も私が、「この店のエイのヒレは、厚さが1センチくらいあるんだぞ。」と云うと、疑り深い平光は、「本当か!測ってみて1センチなかったら、どうする!」と、疑ってくる。そこに長谷川が「そうだ、そうだ、1センチ無かったらどうするんだ!」と、同調して来るのだ。
北海道では「エイのヒレ」を「かすべ」と、呼んでいる。
エイのヒレというと、薄っぺらい物を想像するが、北海道では厚さが1センチ以上あるような物が出てくる、以前は食べるところでは無いと、捨てられていた。カスの部位ということで「かすべ」と言われているそうだ。
平光が今、一番頭に来ているのは、「一生懸命、努力して真面目にやってきている俺が、白髪で禿げているのに、要領よく渡り歩いているお前らが、黒々とした髪で全然、禿げていないのがオカシイ!」と、真剣に怒っている。
だって、好きな事を楽しんで遣っているんだから、こうなったのさ・・・・・
中学時代に戻った3人でした。
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