高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

後継者育成事業 8  心の通った6日間

2008年12月10日 07時56分01秒 | 後継者育成

最終日、作業を終えた後、全員で別府の居酒屋で打ち上げである。別府駅前から、少し入った所にある「うれしや」。日曜日というのに満席だある。ここのシステムは、ケースに並んだ、おかずの皿を自分で持ってきて食べる。温かい揚げ物などは、注文すると揚げたてを持ってきてくれる。出てきた料理はどれを食べても家庭的な美味しい物ばかりである。特に煮魚が美味しかったな!値段は、びっくりするほど安い。3時間以上、飲んで食べて騒いで、いざ、お勘定の時に、一人3000円であった。

飲みながら、この6日間を振り返る。最初にみんなからプレゼントを頂いた。

Pim0090 実に心のこもったプレゼントだ。この寄せ書きは大事に大事にしますね!

話を聞いていると、この1ヶ月間を振り返り、みんな、「朝方5時くらいまで、家でヒゴ取りをしていた」とか、「夜、興奮して眠れなかった」とか、本当に苦労して私の授業について来たのだ。苦労に苦労を積み重ね、完成できたバッグである。今日の乾杯のビールがどれほど美味しい事か!

私もこの寄せ書きを見て、思わず涙が出そうになってしまった。

「全員の一生懸命の気持ちが伝わってきたので、こちらも課題以上の事を教えてあげたい!」と思わされる6日間であった。心と心が繋がった6日間であった。

打ち上げで、6日間のみんなの感じた事、これからの将来の事、……たくさん聞かせてもらいました。最後に、「物を作ることの楽しさを教えて頂きました。」と言われたときは、私のこの1ヶ月に渡る苦戦が、すべて解けて無くなってしまいました。

こちらの方こそ

「ありがとうございました!」

竹工房オンセ

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