映画『ガンジー』の一場面。
回教徒に子供を殺されて、ヒンズーの男性は、回教徒の子供を殺す。
男はいう。
おれはどうせ地獄行きだが、あんたを助けたい(ガンジーは戦争を止めるため、死の断食中)。
そのパンを食え。
ガンジーは言う。
地獄行きかは神が決める。
唯一救われる道がある。
子供を拾え。母親と父親が殺された子供を。
自分の子供として育てるのだ。
回教徒の子供でないとだめだ。
回教徒の子供を回教徒として育てなさい、と。
ライフ誌の取材のためか、マーガレット・バークホワイトが晩年のガンジーを取材したようだが、彼女の眼にはファインダー越しのガンジーがどう写ったのだろうか。