猛獣は怖れるに足りないが、悪友は実に怖ろしい。
なぜなら猛獣は私たちの体を害するだけだが、悪友は心までも傷つける。
もしも思慮深く聡明でまじめな生活をしている人を伴侶として共に歩むことができるならば、あらゆる危険困難に打ち克って、こころ喜び、おもいを落ちつけて、共に歩め。
もしも思慮深く聡明でまじめな生活をしている人を伴侶として共に歩むことができないならば、国を捨てた国王のように、また林の中の象のように、ひとり歩め。 愚かな者を道づれとするな。独りで行くほうがよい。
孤独で歩め。悪いことをするな。求めるところは少なくあれ。
林の中にいる象のように。
確かにいい映画ともいえくなくもないわね。
でもどんな娯楽も基本的には一過性のものだし
またそうあるべきだわ。
始まりも終わりもなく
ただ観客を魅了したまま手放そうとしない映画なんて
それがどんなに素晴らしく思えたとしても害にしかならない。
攻殻機動隊『 タチコマの家出 映画監督の夢 』