昨日 母が 「電話で連絡をしたくて 年賀状を見ても 最近 年賀状に電話番号を書いてないことが多いね。本当に 困ってしまうことがある。世の中 不便になってるんやないやろうか」と言った。
スマホやネットが使えない母にとって 電話ができないということは 本当に不便だろうと思う。
僕も スマホは持っているけれど 母から 電話がかかってきたときは マナーモードにして 元に戻すのを忘れてたとか 僕も もう老眼になっているから 着信ランプが点滅していても 気づかずに終わってしまったとか そういうこともある。
大阪にいる頃は たぶん 会社から携帯電話を持たされている人だと思うのだけれど、ターミナル駅のトイレの個室の中で 電話で話している人もいた。
たぶん トイレに入っていても 仕事関係の電話だと出なければならないとか そういう事情なのだと思う。
話をしている雰囲気で もう やむなく出ている電話だなということがなんとなくわかったりする。
そういうのが いやだから 電話は極力やめて LINEとか メールで連絡を取る人も圧倒的に多いように思う。
僕も 相手に 電話をしても 着歴が相手の電話に残るから もし 相手が電話に出なかった時に 折り返しかかってきたら 今度は こちらが 出られないかもしれない などと思うと つい 電話をかけるのをためらってしまうこともある。
メールも 文を書くのが 苦手な人にとっては それほど 便利ではないだろうし また つたない文章のメールでは 伝達したい内容が よく伝わらないことも多い。
本当に 昔に比べて便利になったのか 不便になったのか わからないな と思う。
昭和の時代に 義理の伯父が 留守番電話をセットした時に その留守電に一番最初にメッセージを入れたのは 僕の祖母だった。
その 祖母のメッセージの内容は 「おらんなら おらんで ええわ ガチャン」だった。」
本当に 昔は いなければ いないでいいと思って逆に気楽に電話がかけられたように思う。
電話をかけて いなければ いないでいい ガチャン とやっていた時代が 今となっては恋しいなと思う。
それは ともかく いちにち いちにち 無事に過ごせますように それを第一に願っていきたい。