素人コンサートに行きました

八王子市は、かって絹織物産業で栄え、『桑都（そうと）　八王子』と言われてきました。
北口駅前の並木は桑だったのですが、今は紅花栃の木（べにばなとちのき）がずらりと並び、赤い花が咲き誇っています。


『いちょうホール』で、古い友人たちの独唱会が開かれました。


歌う人が私の年齢とほぼ同じですから、観客もほとんど老人。（笑）


皆さん、ドレス姿で本格的。
ボイストレーニングを受けているので発声も完璧。
この方は私と同じ歳。
みんな頑張っているんだなあと思いました。



それでも、心から感銘を受け、素晴らしいと思ったのはこの方ただ一人だけ。
プロの凄さを再認識したコンサートでした。


八王子駅からタクシーに乗りました。
タクシーの前をパトカーが走っていたのですが、運転手さんが「パトカーの運転が気に入らない」とぶつぶつ言い始めました。
パトカーが隣に来た時に、私が「窓を開けて、『その運転変だよ』って言ってあげればいいんじゃない」と励ましてあげました。
それが会話の糸口になり、私が「たくさん歩けないのでタクシーに乗ってしまいました。　駅から近いのにごめんなさいね」と言ったので、運転手さんはホールの横の出入り口にタクシーを止めてくれました。
「ここから入れば、歩く距離が少なくなるから」と親切にしてくださったのです。
７３０円のところ、１０００円払い「釣はいらねえ」と大見得の私。（笑）
運転手さんは嬉しそうに「飲み物買わせていただきます」と言いました。
たったこれだけの会話なのに、心に残るひと時でした。