硝子戸の外へ。

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介護現場の離職率の高さは。 その3

2017-06-06 21:15:39 | 日記
職員さんの入れ替わりが激しい業界である。しかも横から流れてくる人が圧倒的に多い業種である。

もう、構造的に仕方のない事であるけれど、離職率の高さには共通する理由が存在する。其の理由を様々な視点から考えてみて、今まで述べてきましたが、決定的な原因を見つけてしまったような気がした。

様々な雑談は時に無意識にその人のコアの言葉を発する。皆は雑談であるが故に気づかない、気に留めない。会話は常に上面を横滑りしているので記憶に留まらない。

その中で冷めた目で客観的に観察していると、時々目から鱗が落ちるような発見してしまうのである。今回も、無防備なとりとめのない雑談から導き出されたものである。


介護職の離職率が高い理由は、他者に関心を持たなければならない職業であるのに「他者に関心がない」人が多いからなのではと思った。

他者に関心のない人が介護の仕事を新人さんに指導しても、他者に関心がないのだから、他者に関わる仕事を好んでエントリーしてきた人の心に響くわけがないのである。
求めていたものが保有されていなかったのだから、失望するしかないのである。それは、エンディングのないRPGをプレイし続けたように。

無論、他者を利する事に重きを置く職員さんもいらっしゃるけれど、離職率の高い施設の非言語な離職理由はここにあると思う。