和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

『和紙を剪り出す絵画展』

2016-07-26 18:45:00 | 作家さんのお話
剪画(せんが)家、坂田陽一さんによる

『和紙を剪り出す絵画展』(坂田陽一の緻密な技法と日本の伝統美)が、

現在、兵庫県立円山川公苑美術館に於いて開催されています。



剪画とは、黒い和紙を刃先で切り出して描く絵画です。


坂田さんの作品も、1枚の黒い和紙をナイフで緻密に切り出され、色和紙の繊細な色合いを張り合わせて制作されています。

日本の農村風景や伝統行事をモチーフにされ、和紙の柔らかな色合いや風合いを生かされた心の和む素晴らしい作品ばかりです。

うちの和紙もたくさんお使い頂いているので、

私たちも時間を作って是非お伺いしたいと思います!


平成28年7月2日(土)~9月25日(日)まで開催。(この展覧会会期中は無休)











感謝感激雨アラレ(ToT)

2016-06-30 10:00:00 | 作家さんのお話
名古屋の職人展まで時間が無くなってきました。

明日は荷出しの日…

でもまだまだ、あれもこれも…という状態です(@_@;)


催しや出張の前には、毎回同じような事を言っている私たち…


『うわぁ、出た出た…みゆきさんたち、また言うてはるわ…』

『なんで、この人たち、余裕を持って仕事しないのかな~?』

などなど、あきれておられる方も多いと思います

でもね…

私たち、普段サボっている訳ではないんですよ…

チンタラ仕事している訳でもない…

毎日毎日、一生懸命仕事しているんですけどね~、

とにかく仕事が多すぎるんですっ!!

誰か助けてくれる人は無いものか…

安心して仕事を任せれる人は無いものか…

今、そんな人材を探し中です。

今日は、海外からの紙漉き体験の団体のお客さんもあり、またまた忙しい一日になりそうです


話は変わりまして…

今回、名古屋の職人展に、猫絵作家 藤川昌美さんの作品も持って行かせてもらいます。

名古屋にも藤川さんのファンの方がたくさん居られるので、作品を販売させて頂けるよう、藤川さんに無理をお願いさせてもらったのです。

その可愛い作品が昨日届きました。









可愛くて素敵でしょう(=^ェ^=)

この他、うちの水玉紙に描かれた藤川さん肉筆の団扇は、たくさんの方に観て頂きたい逸品です。


そして別の梱包が…



箱を空けると



栄養ドリンクが

藤川さんのお心遣いに涙が出ました

藤川さん!ありがとうございますっ!!

早速に頂き、今日も一日頑張らせてもらえそうです!

藤川さんの作品、名古屋のたくさんの方に観て頂だこうと思います。

色々とお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします





ふぁいと~ 一発~~( ̄∇ ̄*)ゞ



丹後町 吉岡提灯店さん

2016-06-16 14:00:00 | 作家さんのお話




丹後の海の風景です。


先日、朝早く、丹後の新鮮なお魚を届けて下さる方がありました。

『田中さん!昨日の夜中に釣った飛び魚です。釣ったばかりなので刺身にして食べて下さい!!』と…

その方は、うちの和紙をお使い頂き『丹後提灯(たんごちょうちん)作り』をされている職人の吉岡さんです。

吉岡さんとは、おじいさんの代からの長いお付き合いをさせて頂いています。

吉岡さんの提灯作りは、私たちの和紙作りと一緒で、

提灯の骨組み『籤(ひご)』の材料となる竹林の整備から、製品作りまで一貫してされています。

物作りへのこだわりや、仕事に対する思いも、私たちと共通し、いつも楽しく色々なお話をさせて頂いています。

この日も、ご自身が仕事を始められるまでの時間に、遠路はるばる新鮮なお魚を届けて下さり、短い時間でしたが、楽しいお話をたくさんさせて頂きました。

まだまだ私たちも足を運んだ事のない丹後の秘所に、吉岡さんが是非ご案内します!とおっしゃって下さったので、時間を作って是非お伺いしたいと思います。


丹後には、こだわりを持った職人さんがたくさん居られますし、

丹後の海や山の風景、海や山の幸も最高です。

皆さんもぜひ足を運んでみて下さい!


丹後の新鮮なお刺身、最高でした(*^o^*)





吉岡さん、本当にどうもありがとうございました\(^o^)/



『魚蕪 墨画展』明日から開催!!

2015-07-31 16:50:00 | 作家さんのお話
先日、お知らせしておりました『魚蕪 墨画展(ぎょぶ ぼくがてん)』を、

和紙伝承館にて明日から開催致します!!


私たちが想像する墨絵のイメージを覆す、目からウロコの素晴らしい作品ばかりです。


長さ7㍍の巻物は圧巻です


魚蕪さん(山本 直侑さん 宮津在住)による墨絵の世界を是非ご覧下さい。



























荒木さんの作品展。

2015-06-07 02:00:00 | 作家さんのお話
伝承館で開催する講習会に、いつも参加して下さっている荒木さん。




このおばあちゃん、いつもとても前向きで、そして器用で、

刺し子や書道など、たくさんの趣味を持っておられるんです。


前回の大江さんの書道講習会の時に、こんな案内を頂いていたので、主人と観せてもらいに行って来ました





場所は『舞鶴市身体障害者福祉センター サロン ぽーれぽーれ』


舞鶴まで行く道中、開館時間まで少し有りそうなので、

港を眺め、ジュースを飲みながらいっぷく…





どんなに疲れてても、目の前に仕事があると、こんなゆっくりする事はないので、

やっぱりたまには家を脱走しなくてはなりません


そして、荒木さんの作品展。














書道、灯り…


そして、一番の見処、刺し子!














見て下さい

細かく刺し縫いされた般若心経の大作








圧巻でした。心を打たれ、作品の前に立ち尽くしてしまいました。


これまでまったく知らなかったのですが、荒木さん、お若い頃に大病で大変大きな手術をされ、今、命が有るのが不思議なくらいなんです…とおっしゃっていました。


本当にいつも前向きで、お元気な方だっただけに驚きました。


いつも泣き言や、不満ばっかり言っている自分が恥ずかしくもなりました。


ほんと…荒木さんのいつも元気で前向きな姿勢を見習わせてもらわなくてはなりませんね。


心に響く、本当に良い作品展でした



そして、もうひとつ、嬉しかった事が…

荒木さんと同じ時、伝承館での書道講習会に参加して下さっていた三和町の森脇さんが、お友達を誘って、荒木さんの作品展を舞鶴まで観に来て下さっていたのです。


たまたま伝承館での講習会に同席されただけなのですが、

それをきっかけに、不思議な縁で人と人との輪が繋がっていく感じに、なんとも言えない嬉しい気持ちにさせてもらいました。



素敵な人たちとの出逢いに感謝し、私も前向きに頑張っていきたいと思います。


荒木さ~ん、森脇さ~ん、また伝承館にも遊びにきて下さいね~(*^o^*)