和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

藍染名刺。

2017-11-04 22:00:00 | 福知山伝統文化を守る会
福知山伝統文化を守る会、初のコラボ商品

「藍染名刺」ようやく出来上がりました。














今回、古来からある「漉き返し」の技法に初めて挑戦しました。

一連の作業を進めていくと、従来とは少し勝手が異なり、色々と試行錯誤しなくてはならない事も多くありました。

しかしながら苦労した分、皆さんからは、 とても良い評価を頂いており嬉しい限りです。


今回、思った以上のご注文を頂いたので、

福知山藍同好会さんに追加追加で元になる和紙をお渡しし、藍染めのお願いをしているところです。

まだお待ち頂いている方々、もう少しお待ち下さい。

出来上がり次第、順次発送させて頂きます。



藍染の名刺、制作中。

2017-09-03 15:00:00 | 福知山伝統文化を守る会
藍染の名刺の制作に、只今、取り掛かっております。

福知山伝統文化を守る会、由良川藍さんと丹後和紙のコラボ商品、第一弾、藍染の名刺です。




7月に試作を作った際、8月後半から販売を開始をします!…と言っていたのですが、

スミマセン、今もう9月ですよね(;´Д`A ```


まずは、大判の白い和紙は漉けたので、これから福知山藍同好会さんに染めてもらいます。

そして、染めてもらった和紙を水につけ、一旦ドロドロに溶かし、何度も水を替え、アクや余分な染料を流し、







その後、再度、名刺サイズの簀桁(すげた)で漉いていきます(・_・;)


工程に、二度、漉く作業を入れる『漉き返し』の技法を用いる事で、藍の染料がムラなく浸透し、また退色を防ぐ効果もあるのです。


先日、KBSラジオの朝の番組でも、藍染の名刺を取り上げて頂き、主人が電話で声の生出演をさせて頂いたところ、

またまた反響があり、

今のところ注文がすっごい数ですΣ(゚ロ゚;)

うれしい悲鳴です。頑張らんとあきませんね。

ご注文頂いています皆さん、申し訳ありません!もうしばらくお待ちください!

夏の疲れなのか?(更年期とも言う?┐(´д`)┌)

最近、カラダがなかなか言うことを聞いてくれませんが、

きなこに癒されながら頑張りたいと思います!









藍染め名刺。

2017-06-21 07:30:00 | 福知山伝統文化を守る会
先日、出来上がった由良川藍×丹後和紙の藍染め名刺。







福知山伝統文化を守る会(丹波漆、由良川藍、丹後和紙)の第一弾のコラボ商品として、各新聞社さんに取り上げて頂きました。

6/13付 両丹日日新聞


6/18付 京都新聞


メディアの力は、やはりスゴイですね。

お陰様で、連日、問い合わせがあり、
8月からの発売に向けて、もうすでに、たくさんの予約を受けさせて頂いております。

同会会員の方も、さっそく印字して下さってました。

表面は、個人情報なので、そのままで載せる事が出来ず残念なのですが、

名刺の裏面は、こんな風です



丹後和紙×由良川藍
Made In Fukuchiyama


素敵ですメイド イン 福知山

正真正銘、福知山産の藍染め名刺、たくさんの方に使って頂けたらなぁ…と思います。



福知山伝統文化を守る会 第二回 勉強会~由良川藍編~

2016-05-08 10:00:00 | 福知山伝統文化を守る会
5月5日 こどもの日、

『福知山伝統文化を守る会』
第二回勉強会が福知山 藍同好会さんの工房にて開催されました。

当日は、由良川藍の歴史、種から蒔いて染めまでの活動についての講義を受け、

その後、藍染め体験、苗の定植の体験などもさせて頂きました。




由良川藍は600年以上の歴史があり、

かつて福知山が京都 松尾大社の荘園であった時代から藍が栽培され、藍染めも行われてきたそうです。

17世紀には25軒の紺屋(藍で布を染める染め物屋さん)が軒を連ねる、全国でも有名な紺屋の町と言われていました。

由良川藍は、京都に次ぐ産地で、丹波の木綿などを染められていたようですが、

化学染料の輸入や養蚕の普及などにより衰退し、大正時代を最後に途絶えてしまったそうです。

その由良川藍を1982年 60年ぶりに福知山藍同好会の皆さんが復活させ、研究を重ねられ、藍染めに成功されたという、経緯を持っておられます。

大変興味深いお話ばかりでした。

福知山に、上紺屋町、下紺屋町…という地名があるのは、もしかして、昔の紺屋さんの町の名残なのでしょうか?

近くに住んでいながら、知らない事、初めての事ばかりで、大変勉強になりました。

良いお天気にも恵まれ、第二回目の勉強会も大盛況のうちに終了しました。

お世話になりました福知山藍同好会会長の塩見さん、会員の皆さん、

貴重な体験を本当にありがとうございました!!





























福知山伝統文化を守る会 勉強会~丹後二俣紙編~

2016-02-13 17:00:00 | 福知山伝統文化を守る会










先日行われた福知山伝統文化を守る会
勉強会の影像です

由良川藍、丹波漆、そして丹後二俣紙、3つの団体のそれぞれの会員がお互いの伝統や文化を知り合い、学び合おう、という事で集まりました。

今回は、私ども田中製紙工業所と和紙伝承館を観て頂いたのですが、

ご参加下さったたくさんの皆さんが、主人の説明に終始熱心に耳を傾けて下さり、

ホッと胸を撫で下ろしていた私でした。


今後は、後継者の問題、広めていく為の活動など、共通の悩みや問題を共に克服しつつ、

3団体で力を合わせて、新しい取り組みもしていきたいと思います。

5月には由良川藍の、
6月には丹波漆の勉強会も開催されます。

今後の活動が本当に楽しみです。

最後になりましたが、福知山藍同好会の皆様、NPO法人丹波漆の皆様、

そして、当初より会の結成にご尽力下さいましたO(オー)市議会議員様、役所担当課の熱心で心熱い職員の方々、

大変お世話になり本当に本当にありがとうございました。

これからが本番です。

今後とも、引き続きご協力頂きますよう、よろしくお願いいたします。