和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

大江 甲拾 ふるさと書展

2013-04-22 22:30:00 | インポート
先日、主人と二人で『大江 甲拾(おおえ こうじゅう)ふるさと書展』を観に行ってきました

この大江甲拾さん、大江町出身(現在は名古屋在住)の書道家さんです


生まれ育たれたご実家をギャラリーに改築され、一年に2回帰郷しふるさと書展を開かれています。

この大江さんの書展、平成17年から始まり もう今回で21回目になられます


話は少しそれるかもしれませんが、私たちの住むこの大江町は、平成16年の23号台風の際、町を縦断して流れる由良川の氾濫で大被害を被りました。

死者も出たほどの未曾有の大水害でした。

この時、大江さんのご実家も床上浸水の被害…
のち、ギャラリーに改築され、翌年 平成17年から書展を開催されるようになりました。


毎回、ひと月間ほどの書展の開催中はギャラリーを無料で解放。

大江さんが帰郷されるのを待っておられるファンの方が毎日入れ代わり立ち代わり観に来られています。

初めて書展を開催された平成17年。
大江町はまだ大水害からの復興の真っ只中でした。

ふるさとの方たちの為に…と無料で解放されたギャラリーで大江さんの書に見入り、涙されていた方もあったそうです


私たちが訪ねて行った日も、朝から切れ間なくお客さんがあり、お昼ご飯を食べる暇もなかった…との事でした。


今回も大盛況だったようです


私たちも、一日の仕事の疲れを忘れ、ゆったりとした気分で鑑賞させていただきました。

次回 開催時には、皆さんも機会があればどうぞ大江町まで足を運んでみてください。

何点か大江さんの作品を紹介します。