和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

追憶。

2013-08-28 20:40:00 | みゆきの日記
今日、澤田先生の教室のIさんがおみえになりました


『12の暦絵作品展』も もう残すところ あと数日の開催期間となり、Iさん 急きょ予定を組んで来て下さったようでした


今、お仕事の方がお忙しいようで、今日もヘルパーのお仕事を済まされてから遠路はるばる来て下さいました


こちらへ到着されてから一時間ほどの短い滞在時間の中で、色んなお話をさせて頂きました。



昨年、お亡くなりになられたIさんのご主人さん…


本籍地が大江町の『橋谷』という地区だったそうです。


『橋谷』は、私達の住む『二俣』のすぐ近くですが、

山あいの村で 今はもう限界集落になってしまっています。


生前 ご主人さんは


『何もない所だけど、いつか一緒に連れていくからね。』


『石垣がすごいんだ!!』


と、『橋谷』のことをIさんに話しておられたそうです。


ううっ

ここまで書いただけで なんだか涙が出そうになってきました…


でもまだまだ 深イイ話があるんです



Iさん、今日は大阪→福知山直通の高速バスで来られたのですが、


この車窓から見える景色が、またご主人さんを思い出させる物となられました。


ご主人さんは、岡山まで仕事の荷物をよく運ばれていたようで、


『主人は この道を通って岡山まで車を走らせていたんだなぁ。』


と思って、感慨深く窓の外を眺めていました…


と仰っていました。


Iさんにとって、今日の旅は、作品展をご覧になられる為のもの…

の他に、


お亡くなりになられたご主人さんを思い出す追憶の旅にもなられたのではないでしょうか?



『追憶』…

過ぎ去った事に思いをはせること。

過去をしのぶこと。


だそうです


伝承館の外に出て、辺りの景色をゆっくり眺めながらカメラにも収められていたIさんの姿が忘れられません。


ご主人さんが思いを馳せられた故郷の景色をしっかり心に焼き付けておられたのでしょうね



Iさ~ん

『橋谷』の景色と石垣…

今度、写真を撮ってきて またブログに載せますね


今日は、本当にありがとうございました♪

これからも末永くよろしくお願い致します



池田さんと記念撮影

Iさんの作品の前で…とお願いしたのですが
『大の仲良しのUさんの作品の前で撮りたい!』との事で…パチリ



こちらがIさんの作品です♪


※写真掲載は、Iさんの許可を頂いております