和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

ジャパンブルー。

2017-06-02 12:30:00 | 仕事風景
今、藍染めの名刺、試作中です。

白く漉いた和紙に藍染めを施し、

その染めた和紙をまた溶かし、名刺のサイズに漉き直していきます。

その製法を『漉き返し』と言います。

漉き返す事により、繊維の奥まで藍色が入り、更に劣化も防げます。


桂離宮の茶室などは、この製法で作られた和紙が、襖や床の間、障子にも貼られているそうです。

今回、元になる和紙を、福知山藍同好会さんに、由良川藍で染めて頂きました。

それを、溶かし、紙漉き、乾燥…

ようやく試作が出来上がりました。

















日本の伝統色、藍色。

ジャパンブルー、なんとも良い色合いです。

由良川藍と丹後和紙のコラボ、良い物が出来上がりそうです。

さて…
藍色の名刺に、何色のインクで印刷するとしますかねぇ…(*´∇`*)