和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

染雲竜紙

2021-04-28 14:11:43 | 仕事風景
今、漉いているのは『染 雲竜紙漉(そめ うんりゅうし)』


雲竜紙=楮の繊維を解かさず そのまま入れて漉いてある紙のことを言います。

散りばめられた楮の繊維が、雲のようであったり、空を翔る竜のようであることから、その名がついたと言われています。


今回のご注文は、繊維が細か目の、
ブルーとグリーンの二種類の雲竜紙。 

ブルーのほうは、丹後の海をイメージした『丹後ブルー』で…と言うことでした。


楮の繊維↓


このままでは、ちょっと荒過ぎます。

機械(打盤機)で叩くと、繊維が細かくなり過ぎます。

という訳で、今回は原料を『手打ち』しました。



堅木の盤の上で加減を見ながら叩く

昔の人は、ずっとこうして手で叩いていたのですから、すごいもんですよね


主人、着色にも苦労していました。
丹後の海の青



丹後ブルーの次は、
若草をイメージしたグリーンで。


さぁさぁ、どんな具合に仕上がりますでしょうか…

気に入って頂けると良いのですがねぇ











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