和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

やっと終わったー

2013-02-08 19:34:00 | インポート
今年度の楮蒸しがやっと終わりましたー

和紙を漉く作業は、みなさんテレビなどで良く目にされる事があるかもしれません。



ここまで行くと、和紙作りももう終わりに近い工程ですが、ここに行くまでにかなりの工程
と手間がかかります



刈り取ってきた楮の木を…



枝を払い、長さを揃え束にします。



大きなお釜に立てて入れ



桶をかぶせて約二時間蒸してから皮を剥ぎます。

で、剥いだ皮を天日干しして完全に乾燥させ、一年分を保管しておく…という訳です。

和紙を原料から作る…ということは、一枚のキレイな和紙からは想像も出来ないくらいハードで体力のいる仕事なのです

最後に一枚

我が家の助っ人普段は着飾ってお気楽な女子大生ですが、家に帰ると、ジャンパーに長靴で出動です


強力な助っ人

2013-02-05 21:57:00 | インポート
明日は朝早くから夜まで、一日、楮の木を蒸して皮を剥ぐ作業をします。


一年のうちで、最も忙しく大変な日


何千…?何万…?何十万本…?もの楮の木を、一本一本手で剥いていきます。


今年3回目の楮蒸しですが、今回も、またまた強力な助っ人の登場です


西宮で学生生活を送っている娘が、手伝いに帰ってきてくれました


弱冠二十歳の小娘ですが、この小娘、なかなかのツワモノです(笑)

うちは、忙しい家でしたから、子供たちが産まれ首が座りかけたら、おんぶをして仕事をしてました。
一日の大半を私の背中で過ごしてきたうちの子達は、私の背中の上で大きくなったと言っても過言ではないくらいです。


背中の上でずっと見てきた娘は仕事の流れを、熟知しています
こちらから、次あれしてこれしてと指示しなくても、流れをよんでパパッと動いてくれるので、すごくラクなのです♪
それに嫁としての私の立場を一番理解してくれているのも娘ですから、私にとって無くてはならない強力な助っ人です


「親の背中を見て育つ」という言葉がありますが、うちの場合は親の背中から見て育ちました。


あっ、明日の朝は4時起きでした早く寝なくてわ…

明日の作業の様子はまた後日お知らせします。


こんな感じで…

2013-02-04 19:18:00 | インポート
いつも暦先生のブログに、コメントをされているsawaさんが、建築材料としての和紙は…と、書いておられましたので、私も少しだけ紹介させてもらいます






窓際に、日除け兼、目隠しに下げたブラインド♪
上下に木の棒を付けて、カーテンレールに下げてあるので、左右自由に動かせます








天井に貼った和紙♪







糸車に和紙を巻き付けました♪
中の電球をつけると、ほんわか明るく、和紙の繊維が浮かび上がります♪



あと…




消しゴムはんこを押したお箸袋♪






猫絵のしおり♪



お習字をされたり、絵を描かれたりされなくても、和紙は、こんな風に身近にお使い頂く事が出来ます


テーブルの上や、下駄箱の上に、色の付いた和紙を一枚ひくだけでも、お部屋の感じが変わりますよ

一度、気軽に和紙を使ってみて下さい




絶好のお天気♪

2013-02-03 07:30:00 | 仕事風景
昨日は、楮の天日干し日和でした



青空のもと、楮の皮が、太陽の光を浴びて気持ち良さそうに風に揺れています♪




お天気の日は、楮の皮を、毎日出し入れします


竹で組んであるこの竿…『稲木(いなき)』と言いますが、1人が稲木にハシゴをかけて上がり、もう1人が下から楮の皮をほり上げます


お嫁に来た当時、高所恐怖症の私は、稲木の上で竿にしがみつきながら、何度涙を流した事か…



今の時期は、この原料作りの作業と、年間通してしている紙漉きの作業を平行して、していかなくてはならないので大忙しです




地元で自分たちで育てた楮の皮と、地元の水を使って、ここでしか出来ない和紙を作る…というのが、主人のこだわりなので、皆さんに喜んで貰える和紙が出来るよう今日も頑張ります





はじめまして

2013-02-01 23:15:00 | みゆきの日記
きゃー

ブログデビューですぅ

暦先生のお勧めで、思いきって始めちゃいました

和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

題名、そのまんまの内容です

これから少しずつですが、和紙作りの話や、嫁としての苦労話?など、 聞いて欲しいと思ってます。

どうぞ、よろしくお願いします