たくさん寝てるのに、まだ眠いです(いや、「もう眠いです」という時間帯なのだけど)。
さっきまで、Eテレの「100分de名著」という番組を見ていました。フランクルの『夜と霧』を取り上げていて、諸富祥彦先生がお話をされていました。
諸富先生は明治大学の教授をされているのですが、去年、私たちのカウンセリングスクールにいらして、カール・ロジャーズについての講義をなさったのです。
私はたまたまその講座に出席していて、何の予備知識も持たずに諸富先生にお会いして、そのものすごいインパクトに心を鷲づかみにされてしまいました。
諸富先生の講座は面白く、そして深く、「こんなにクライエントの心に寄り添おうとするカウンセラーっているんだ」と(私はカウンセラーのA先生にずうっと寄り添っていただいていますが、彼女だけが特別なのだとどこかで思っていました)、胸を打たれたのです。
それ以来、彼のファンで、ご著書も何冊か読みました。
クラスメイトから、「100分de名著」に諸富先生が出てらっしゃるよとの情報を受けて、4回のうちの後半2回だけでしたが、見られました。ありがたや。
『夜と霧』、私は読んでいないのですが、読んでみようかな。
フランクルの言葉が、番組内でいくつも紹介されていましたが、「運命はその人だけに贈られるギフト」というような言葉や、「過去は思い出を永遠にしまっておける金庫」(歳をとっていくと未来の時間は減っていってしまうけれど、過去-思い出やなしとげたこと-という財産は増えていく)という意味の言葉が印象的でした。
「まっとうに苦悩することは、それだけで何かをなしとげたこと」という言葉も心に残っています。
運命は変えられないのかもしれないけれど、神様からのギフトの中で、どういうふうに(どういう態度で)生きるかは選べる。自分で決められること。
私はその中で、前を向いていくって決めたんだ。
人生には選べないことがたくさんあるけれど、いや、選べないことだらけだけど、態度は、姿勢は、選べる。どんなふうに向き合うかは、その人にかかっている。
これってすごくない?
フランクルの名前と彼の考え方は、放送大学の教科書で少し習った。
それを今夜はちょっと深く学んだ気がする。
この間の「心理アセスメント」の講座も、放送大学の教科書で習ったことを、実体験する形になった。もちろん、本格的な詳しい学習ではない、さわりだけだけど。
大学の勉強はまだ始めて半年だけど、基礎知識を幅広く学ぶのはやはりためになると思う。
大学で理論を学んで、カウンセリングスクールでそれを体験したり深めたりできるって、いい。
このまま勉強し続けていきたいな。
去年の春、カウンセリングスクールに入学するときは、「とりあえず1年だけやってみる」つもりだった。自分を知りたかった。自分を変えたかった。
今は、一生、何らかの形で学び続ける、そのつもりでいる。
この道に出会えたことを幸せに思っている。
ではまたね。
おやすみなさい。