今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

ギフト。

2018-09-17 03:22:32 | タラの日記
14日、姉の葬儀は無事に終わった。
故人を大切に扱ってくれる、丁寧な葬儀だった。
小さな遺影と、遺骨をほんの少し、分けてもらった。
化粧をしてもらい華やかなたくさんのお花に囲まれた姉の姿は、とても美しく、今にも起き上がりそうに見えた。

私の娘夫婦も駆けつけて、久しぶりにいとこたちと再会し、懐かしくも切ない時間を過ごした。

いつも私の陰に隠れるようにしている息子が、いとこたちに終始、優しい言葉をかけていてくれたと、喪主を務めた姪からお礼のメールをもらった。

姉が亡くなって、悲しみで眠れない夜、息子と語り合った。
3日ぐらい、明け方まで話し込んだ。
こんな風に話すのは初めてだった。
息子がどんなに大人になっているのか、私はずっと気づいていなかったのだと知った。
自分の不登校、引きこもっている今の気持ちについても、彼は語ってくれた。
どこかで彼のことを認めていなかった自分に気づいた。

姉の長女(喪主を務めた姪)とも、電話で2時間近く話した。
いろいろな事情から、しばらく連絡できずにいた姪。
彼女もまた、しっかりとした考えや価値観を持った人に、立派に成長していた。

母のこともあり、まだバタバタは続いているのだけれど、姉が亡くなったことで、見えない何かが大きく動きだすのを感じる。
例えば、息子と私の関係。
娘と精一杯、私を支えてくれようとしている、娘の夫と私との関係。
姪や甥との関係。
母と私の関係。

茫然とした心の中で、それらが姉の大切な贈り物であると感じる。