すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

手漕ぎボート

2005年08月06日 | 釣り
8月5日、仕事を教わっている人か出張で私の仕事もないようなので有給休暇をとりました。この仕事になってからは前日にならなければ休みが取れるかどうか判らない日を送ってきたので、計画的に有給をとれるなんてほんと何ヶ月ぶりです。

釣り友達が「こんなHPを見つけたよ~」と教えてくれたのが、この黄金ボートハウス
普通の船釣りだと5000~6000円しますが、ここだとボートだけを貸してくれるのでお手軽な金額で船釣りが楽しめるのです。
そして先週の釣果をみるとなかなか良い釣果。お天気がよさそうなこともあり、さっそく行ってみることにしました。

船舶免許のない私たちは当然「手漕ぎボート」になります。
私の住む太平洋で同じことをしたらその日の夕方には海上保安庁の出動となる事は間違いないでしょう(苦笑)でもここ黄金のある伊達市は噴火湾という事もあり、波が穏やかなので手漕ぎでも大丈夫らしいです(あとは体力勝負)

恐る恐る沖へと漕ぎ出す私たち。
帰る時の体力を考えて水深12mのあまり遠くないところで竿を出してみますが、釣れたのは小さいソウハチ1匹のみ。あとはヒトデばかり・・・。
沖をみれば、何艘もボートが出ていますが、あれって船外機付きなのかなぁ??それとも同じく手漕ぎ?
さっぱり釣れないので勇気を出して、もう少し沖へと漕いで見ることにしました。
 こんなトコまで来てしまいました。
岸まで遥か・・・・無事帰り付けるのか?でも他の船もいる事だし、一応携帯のアンテナも3本立っているのでなんとかなるでしょう(笑)

よくよく見れば、他の船も私たちと同じ「手漕ぎ」です。おじさん1人の船もいれば、小学生らしき子供をつれた親子3人の船もいます。そう滅多に船舶免許を持っている人はいないようです。
水深18m位の所で釣り糸を垂らすと、さっそくアタリがありました。釣り上げてみると型の良いソウハチくん。やっぱり沖に出ただけありました。
今回はボートなのでいつもの船釣りより浅いという事もあり、いつもより柔らかめの竿を使ってみました。お陰でダイレクトなアタリが楽しめます。
ク、ククン、グンとカレイと違ったアタリがあり、あげて見るとアブラコ(本州では「アイナメ」と呼ばれるお魚です)が・・・やったね。

そしてしばらくアタリが止まったなと思っていると背後でザブンザブンと波の音が・・・ベタ凪の日なのになんだろと思い振り返ると、イルカの群が魚を追っていました(やられた!)
お金だしてわざわざイルカウォッチングに来る人もいるっていうのに、タダ(いや、正確には釣り船代は払っているが)で見れるっちゅーのは、運がいいのか悪いのか・・・。

しかもこの日は餌のイソメも茹って死んでしまうようなカンカン照りの快晴。室蘭で29℃との事でしたが、体感温度はそれ以上でした。
いちおう日焼け止めクリームを腕にも塗ってましたが見事なドカタ焼けとなっていました(苦笑)相棒はサンダル履きでしたが、くっきりサンダルの帯が足の甲に焼きついていましたがな(笑)

あっと言う間に時間が過ぎ、岸へ戻る体力を考えて早めに戻ることにしました。接岸するのに降りようとした時、ふと見ると海の底に青くキラキラする物体が漂っていて・・・・見た瞬間に目を疑いましたよ、そして「きゃ~」との悲鳴と共に拾い上げたそれは・・・
我が友の携帯電話
海水にしっかり浸かってしまった携帯は拭いてもバチバチと妖しげな音を立てるだけのシロモノと化してました(その後ショップへ行ったけど助からず・・・気の毒)

そんなトラブルもあった初めてのボートでの釣りは、初めてということもあり私はマガレイ2匹、アブラコ2匹、ソウハチ16匹というイマイチの釣果でしたが、のんびりボートに揺られながら釣りをするというのもオツなものでした。

ボートハウスの奥様に聞くと、1人で釣っていた人で100匹近くあげていたそうで、釣る場所なんでしょうねとの事。私たちは移動でも時間をとっていたし、やはりここに慣れている人には色々コツみたいなものもあるのでしょう。
でも楽しかったので今度は6~7月のマガレイの濃い季節にまた挑戦したいものです。

その前に公園でボート漕ぎの特訓と防水の携帯カバーを買っておかなければならないけどね(笑)

トップの写真は噴火湾から見た有珠山と昭和新山です。
写真だと見えにくいですが、とても良い眺めでした。