すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

「まぼろしの花嫁」

2005年12月30日 | 漫画・本
最近、漫画雑誌に付録として小さい漫画がついていることがあります。
ちょっと古い作品が多く、目にしたことのない作品も多いので、密かな楽しみにもなっているんですが、先月の「プリンセス」の付録がこの「まぼろしの花嫁」でした。作者の細川さんは「王家の紋章」で有名ですが、その「王家」の原点がここにあるって言うんですから読む前から興味津々でした。

がっ!

所詮、付録・・・・いいとこで「続きはコミックスで・・・」となっているじゃありませんか!!
商魂逞しいなぁ、秋田書店(苦笑)

コミックスで1巻のうち、付録で約1/3を読んでしまうと買う気がちょっと・・・と思っていると、感動トピで知り合えたななみさんからお借りすることが出来ました。ありがと~!!ななみさん。

さて、改めて読んでみると「王家の原点」とも言うだけあって似ている(笑)

まず、「王家」の最初が王家の墓なら、こちら「まぼろし」は古い土蔵が最初のトリップの現場。そして時代を遡るのにあるアイテムが絡むが、「王家」が「ナイル川」ならこちらは「花嫁衣裳」
過去の世界に行ってから美男子の若君と結婚するトコロや国の内部や近隣諸国が虎視眈々と狙っているトコロ、そして現代に戻ると何故か記憶を失っているトコロなど・・・・う~む、まさしく「王家の紋章」の日本版だわ。でもこっちの方が初出は早いんだよね?

なんだかんだと思いながら楽しく読んでしまいました。
恐るべし!細川マジック(爆)

この「まぼろしの花嫁」は全1巻とコンパクトに収まっているけど、連載が20年をゆうに超え、コミックスも50巻にもなっている「王家の紋章」は果たして完結するのか??
長らくファンである身としては「王家」の方のラストが気になるけれど、そのラストのヒントもひょっとしてこの「まぼろしの花嫁」の中にあるのかしらん??

興味のある方、試しに読んでみて下さいな。