阿武山古墳と牽牛子塚(けんごしづか) -飛鳥を生きた貴人たち-  開催予告

2012-03-17 17:38:43 | 歴 history
今城塚古代歴史館企画展示室昭和9年(1934)年、はるかに淀川を望む阿武山で、1200年以上の時を経て「貴人の墓」は発見されました。塼(せん)を葺き、漆喰(しっくい)を塗り込めた石槨には、日本で唯一完存する夾紵棺(きょうちょかん)が置かれ、棺内には埋葬時そのままの遺骸と玉枕、金糸や絹織物が納められていました。その後のX線写真の解析で、骨格の特徴や刺繍のある冠帽の存在が判明し、阿武山古墳に葬られたのは、「大化の改新」で活躍した中臣鎌足である可能性が高まってきました。
 近年、この中臣鎌足が仕えた斉明天皇の陵とされる牽牛子塚(けんごしづか)古墳の調査がおこなわれ、凝灰岩の切石を多用した八角形墳であることや、孫の大田皇女の墓とみられる古墳が新たに発見されるなど、重要な成果をあげています。
 本展では、阿武山古墳をあらためて検証するとともに、牽牛子塚をはじめとする終末期古墳や飛鳥地域の宮都関連遺跡の出土品を展示し、中臣鎌足や斉明天皇が活躍した時代をみつめます。

高槻市立今城塚古代歴史館
電話072-682-0820
ファックス072-682-0930

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