愛称は「京都桂川つむぎの街」 キリンビール工場跡地

2014-04-22 08:29:43 | 商 trading
 京都市南区と向日市にまたがるキリンビール京都工場跡地のまちづくりで、立地事業者やマンション開発会社などでつくる久世高田・向日寺戸地区街づくり協議会は、開発街区の愛称を「京都桂川 つむぎの街」に決め、17日発表した。

 工場跡地は、広さ20ヘクタール超と甲子園球場5個分に相当する。JR桂川駅前では近鉄不動産(大阪市)など6社が来夏の完成を目指して総戸数431戸の大型マンションを建設中で、7月に販売を開始する。

 エネルギー消費量を適正に管理・制御する経済産業省認定の「スマートマンション」で、JRと阪急洛西口駅に近い交通利便性をアピールする。同じ6社が工場跡地内に建設する別のマンション2棟を合わせた総戸数は990戸に達し、府内の駅前では最大規模のマンション開発プロジェクトになる。

 6月にオープンする現地モデルルームで記者会見した近鉄不動産の善本烈専務は「6社の英知を集結させ、府内のシンボル的な事業にしたい」と話した。愛称は開発街区で暮らす住民間で交流の輪をつむぐ意味を込めるとともに、ビール工場跡地にちなんで「むぎ(麦)」を入れた。

 工場跡地にはすでにオムロンヘルスケア本社や京都銀行の研修施設、洛南高付属小などが立ち並んでいる。今年10月には府内最大級の商業施設「イオンモール京都桂川」が開業予定で、今後一段とにぎわいが増す見通し。

【 2014年04月17日 22時10分 】


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