草木と花の彩景

【立山の麓から】のガーデンフラワー紹介および自然とのふれあいによる山野草・樹木・風景等を綴っています。

幻の滝とモズのはやにえ

2007-11-17 02:31:59 | 登山・自然散策
志水哲也氏の【日本の幻の滝】写真を見させて頂きましたが、どれも素晴しく見応えがありました。この写真を撮るのにどれだけの努力をしたのだろうか・・・。
写真を見ていただければ、それが分かるじゃないかと思います。とにかく凄い!!。
先日のブログにも記載しましたが、富山では、黒部と立山が取上げられています。
黒部は、【剱大滝】で、立山はどの滝か興味がありましたが、【称名滝】でした。
エッーと思うかも知れませんが、なるほどそこは幻ですね。4段目の滝上から滝下に向かっての撮影で、そこの箇所は見えないポイントですよ。

志水さんの絵葉書写真から【剱大滝】



先日、モズのいけにえとして投稿しましたが、城端・ナチュラリスト先輩O先生より、モズの「いけにえ」ではなく「はやにえ」が正しいと指摘されています。
また、O先生より、モズのはやにえについて説明を頂いていますので紹介します。

『モズのはやにえについて
1)「はやにえ」の目的は
  ① 餌の乏しい冬に備えて食物を貯蔵する
  ② なわばりの境界を示す
  ③ 餌を足で押さえる代わりに尖った場所や木の股などに刺して固定し食い残す
  ④ 満腹時に、余分に捕った獲物を刺したり、好物でない獲物を捕らえた時に刺す
  ⑤ ある種の遊びである
 などが考えられるが、⑤は遊びで証明が難なのでさておき①②は説得力に乏しい。
 何故なら「はえにえ」の回数と採食回数が合わない。(くい違う)
  次になわばりの境界だけのため「はやにえ」をする分でない。おそらく③と④に関連して
  行うのでなかろうかと言うのが現在の学説である
2)「はやにえ」になる獲物は
 ・モロコ・メジロ・カエル・カメムシ・ムカデ・カナヘビ・ネズミ・コウモリ・モグラ などがあるが主体は昆虫。小動物だけ
  でなく自分より大きい「ツグミやシロハラ」に馬乗りになって頚動脈を食いちぎり数秒間で息の根を止める
3)「モズ」は何で「百舌」なの
  モズは、他種の鳥の鳴き声を非常に上手に真似て「ひろい込み」をする事から「百舌」を充てられた。
  鳴き真似リストをあげると、ミソサザイ、ジュウイチ、メゾソムシクイ、エゾムシクイ、ヒガラ、コガラ、ウソなど 』
以上。

【モズのイラスト】
  

昨晩高岡へお邪魔し、自然を肴に美味しい酒を飲まさせて頂だいた、Sさん・Uさん・Hさん・Nさん、有難うございました。
コメント
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