鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2132回】 地域性に接客手法をアジャストする

2016年10月31日 | 住宅コンサルタントとして
時間が取れれば、全国各地の調査に行くか、
クライアント様の売り場に出て実際に地域のエンドユーザーさんを接客させていただいております。

一昨日、昨日と、クライアント様の現場見学会に参加させていただき、
多くのお客様の接客をさせていただきました。

これまでの経験の中から、
モデルハウスや完成見学会における接客の理想的な型というものを確立していますが、
それが全国どのエリアでも通用するかと言えば、個人的にはそうは思わないのです。

全国各地でいろんなエンドユーザー様を接客する中で、
やはりそこに住む方の地域性は、存在するなぁ、と思っています。

弊社がおすすめする接客手法は、初回接客で事前審査をするための次アポを取得する、というもの。

これが通用するエリアは、当然ながら全国に多々、あるのですが、
昨日、一昨日とお伺いしていたクライアント様があるエリアにおいては、
初回接客時にアポを無理して取らない方が良い、ということを初日で感じました。

ですので2日目の昨日は、私、接客する方にとにかくアポを取得しようと思わず、
お客様が満足され、かつ次にモデルハウスに再来場したくなるような接客をイメージしたのですが、
これが非常にフィットする感覚でした。

ですので、クライアント様にもその旨をお伝えさせていただきました。

論理的に理想的な手法でも、それは完璧ではありません。

お客様は人間。
損得だけで動くのではなく、好き嫌い、感情、信用できるかなど、
心理的な部分が決断に大きな影響を与えるのです。

こういう部分は、現場に出て実際に肌で感じないと分からないこと。

ですから、定期的にクライアント様の現場に出させていただき、
実際に接客をすることで、アジャストしていくのです。

お客様の価値観を知り、そこにアジャストしていくことが、
生き残っていく上で欠かせないのです。

そのためにも、定期的に現場に立たせていただき、
クライアント様が商売されているエリアの特性をしっかりと掴みたいと思います。
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