日本の教育システムは、自分の頭で考えることを重視せず、
正解を暗記することを重視する傾向が強いので、
日本人の大半は、自分の頭で考えることが苦手だし、
将来を予測することはもっと苦手だな、と
個人的に思っています。
マイホームを建てずに賃貸暮らしを続けているが、
このまま持ち家を持たずに自分たちがリタイアした際、
どういう未来が待っているのか?
好きなアイドルのフェスに行くことが生き甲斐で、
貯金もせず、勉強もせず、
自分の推しの応援ばかりしているが、
20年後、自分を取り巻く環境はどうなっているのか?
こういうことを予測せず、ただ今しか見ていない人が、
実は非常に多いと感じています。
住宅会社に来場するお客様の多くも
未来をほとんどイメージできていません。
Aを選択すると、どういうことが起こる可能性があるのか?
Bを選択すると、10年後、どういうことが起こっているのか?
営業マンはこうした未来をお客様に提示する力が
実は重要だったりするのですね。
40代後半とか50代で、
持ち家を持っていないと、将来どうなるのか?
今、家を建てる決断をせず、ずるずると先延ばしすると
10年後、どうなっているのか?
こういうことを提示し、お客様に今、
どういう決断をしていただくのかを迫るのが、
営業マンの使命でもある訳です。
今日の日経新聞で、
有料老人ホームに多額のお金を払って入居したが、
その老人ホームを運営する運営者から、
経営が破綻したので退去を迫られたご夫婦について、
書かれた記事がありました。
このご夫婦、その老人ホームに
入居するお金を工面するために、
住んでいたマンションとかを売ってしまっていたそうです。
非常にお気の毒ですが、
老人ホームを運営する会社の経営内容を
私なら事前に徹底的に調べます。
未来を予測するのが苦手なお客様に
選んでいただく確率を高めるためにも、
未来を予測する力を高めたいものです。