鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3451回】 自分の頭で未来を想像する力

2020年06月11日 | 住宅コンサルタントとして

過去を振り返ると、私自身、

日本の文科省の教育カリキュラムには馴染まないタイプで、

学校の成績、特に国語に関しては本当に出来が最悪でした。

 

「筆者はどう思ったのか?」

「主人公はなぜこうした行動をとったのか?」

 

というような問題が、現代文では多かったと思いますが、

私、筆者や主人公の気持ちになることが出来ず、

どうしても自分の意見をテストの回答に書きがちで、

高校生の間の国語のテストは30点台を連発していました。

 

また古典も全く面白いと思えず、

 

「1000年前のことを理解する暇があったら、

これから先のことを考えて対策を打たないと・・・」

 

と高校生ながら思っていたりして、まあ古典もひどかったのです。

 

その結果、大学受験では2年続けて志望校に合格できず、

受験は自分の中では失敗したのですが、

このような自分のスタンスを変えないで今まで生きてきた結果、

社会に出てから、特に独立してから非常に良い方向に進んでいます。

 

ビジネスの世界では、答えはありません。

 

何が正しいのか、正解は常に動いていきます。

 

更にコロナ、東日本大震災、リーマンショックと

ここのところ10年未満の間に、

激震が走るような出来事が連続して起こっていて、

 

「この先どう自社を変えていけばよいのか?」

「何が求められるようになってくるのか?」

 

という問いに対する回答を誰も持ち合わせていないのです。

 

こういう時に、いろんなことをまずは調べて、

自分の頭の中でシュミレーションし、

こういう対策が良いのでは、という仮説が構築できる。

 

そしてその仮説を元に、いろんな人の見解を学んで、

自分の仮設がある程度合っているのかどうかを検証し、

他の人の見解の方が良いと思えば、すぐに軌道修正する。

 

こういうことが、自然と出来ているような気がします。

 

だからコロナもそんなに怖くない、

特に東洋人はコロナに対して非常に強く、

三密さえ防げば感染しないと思って、

ゴールデンウィークに旅行してましたし、

マスコミが単純に自分たちに主導権を取り戻そうと

コロナを利用して危機を煽りまくっていると感じていました。

 

結果、東アジアでは人口10万人あたりの死者数が、

欧米の100分の1をはるかに下回り、

日本も死者数が高齢者や基礎疾患のある方を除くと

ほぼいない、というようなことをメディアは報道しない、

という現実を多くの人は知った訳です。

 

こうした現実を調べようともせず、

 

「県をまたぐ移動はまだ自粛しましょう!」

「県外からのお客様は入場をお断りします」

 

ということを言っている県知事や施設もありますが、

個人的にはもうちょっと勉強したら?と思っています。

 

こういう自分の頭で考えない、真実のデータを取りにいかない方が、

これからの時代を乗り切っていけないタイプなんですね。

 

自分の頭で未来はどうなっていくのかを想像する力を

これからの経営者、経営幹部は身につけておくべきかと思います。

コメント
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