経営者は追い込まれてはいけません。
常に精神的に余裕を持って、
経営をする必要が絶対にあります。
いろんな情報をインプットするために
彼方此方に視察に行ったり、
いろんな人と会ってお話を聴いたり、
新規事業・新商品・新サービスを開発したり、
社員さんのモチベーションを高めるような企画をしたりと、
やるべきことは多々、ありますが、
資金と時間に余裕を作っておかなければ、
こういった新しいことに取り組むことができないのです。
では、どうすれば未来志向の、余裕を持った経営ができるのか?
それはギリギリに追い込まれないよう、
商売が順調なうちに次の一手を打っておく、
ということに尽きます。
土俵に足がかかったら、「もう後は無い」と焦り、
冷静な判断もできず、身体に力が入ってしまい、
しなやかな動きをできない人もいるでしょう。
私自身はそういうタイプで、
数字に関しては、常に先を見て準備をして、
想定外のことがあっても達成できるよう、
組み立てる習慣が身に着きました。
住宅会社で言えば、1年分の受注残を残して新しい期を迎える。
今期の決算は、もう期首に黒字が決まっている、
という状況で経営したいと思います。
1月が期首の会社だとして、
6月くらいに、
「やばい!来期の数字がこのままだと不足するかも・・・」
と、焦るタイミングが早い経営者でありたいと思います。
当期に入ってしばらくしてから、
当期の決算のことを考えているようでは、
常に土俵際で相撲を取っていることと同じ。
余裕を持って経営したいですね。