住宅業界に深く携わらせていただいていますと、
あまり見たくはないのですが、
親が異常に子どもの人生に口を出すケースも耳にします。
絶対に同居でなくてはならないとか、
まだ家を建てるのは早いとか、
俺の知っている大工に頼めとか、
まあ口を出す親が、地方によってはメチャ多いのです。
もう頭が古いというか、
封建的すぎるというか、
自分を何様だと思って勘違いしているのか、
まあ、個人的に好きになれないタイプの親が
まだ日本には結構いるということなのですね。
で、個人的に思いますが、
そういう子どもの人生に口を出す親に限って、
自身は大して成功していなくて、
しかも見えている世界は狭い、
ということを理解していない。
謙虚さが不足しているから、
自分の意見が絶対に正しいと勘違いし、
自分の意見や価値観を押し付けるのでしょう。
私、子どもが生まれる前から、
教育や育児の本をかなり読んできました。
その中で共感できる著者の方がおっしゃっているのは、
「子どもが自分の力で生きていけるように育てることが重要」
ということ。
自分で決める。
定めた目標を達成するために、
自ら行動に移せる。
相手の気持ちが分かる。
善悪の判断ができる。
友人がいる。
もうこれくらいできれば十二分に合格で、
後は子どもが後悔しない人生を過ごせるよう、
サポートすることが親の役割ではないか、と思っています。
もちろん、我が家では、子どもの意見を尊重し、
子どもに全て意思決定してもらっています。
今朝も私、3時に起きてリビングに入ったら、
次男はまだ起きていて、
大学の課題のレポートを真剣にやっていました。
別に大学を中退しようが、海外に留学しようが、
勉強しなかろうが、全て次男の人生。
次男を見守りつつ、私も家内も、
自分がやりたいことをやっていこうと思います。