鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3296回】 高気密高断熱住宅は、冬がチャンス

2020年01月08日 | 住宅コンサルタントとして

私自身が生まれ育った家は、大阪にあります。

 

毎年、冬になると朝、布団から出たくなくなる。

 

布団から出ても、ストーブやファンヒーターの前から動けない。

 

ようやくリビングが温まってきても、洗面所やトイレは寒いので、

そこに行くことが苦痛。

 

そしてお風呂から出た後、

ちょっと油断すると湯冷めして風邪をひいてしまう。

 

朝、下着を着替えようとすると、肌着がキンキンに冷えているので、

ファンヒーターの熱風で肌着をあたためてから着替える。

 

などなど、冬にはいろんな苦労をしていました。

 

ところが、今の自宅は高気密高断熱なので、

家じゅうの温度差がほぼありません。

 

なので、タンスの中の肌着も冷たくなければ、

洗面所やトイレ、お風呂の中もあたたかいのです。

 

我が家では、家内や子どもたちはお風呂を夜に入りますが、

私は朝派なので、朝に入ります。

 

私の実家ですと、浴槽のお湯の温度は

翌朝、5℃程度まで冷えていましたが

今の家は、36~7℃程度にしか冷えないので、

追い炊きをすると5分もかからずに40℃になります。

 

ですから朝の忙しい時間でも、

湯船に浸かって体をあたためてから

仕事に向かうことができるのです。

 

高性能住宅に住むと、冬の不便さは全く感じなくなるのです。

 

 

そして今、性能の低い家に住んでいるお客様には、

冬こそが最も自社の家の良さを伝えるチャンスなのです。

 

ここで重要なのは、説明力ではありません。

 

お客様自身により深く今の不便さを認識していただくための

質問力であったり投げかけ力と、

お客様から共感を得られる提案力なのです。

 

そして冬こそが高性能住宅を扱う会社にとって

最もメリットのある季節なのです。


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