鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4996回】 住宅会社の経営の優先順位

2024年09月03日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社として一流を目指すとすれば、
その経営において優先順位が明確に存在します。

この経営の原理原則をおさえていなくては、
どんな取り組みをしようが、
どんな素晴らしい商品開発をしようが、
優秀なスタッフさんが入社してこようが、
一流に近づくことはできません。

ではその原理原則・優先順位とは何か?

まず第一にやるべきことは、
自社で仕事をして下さっている社員さん、
それから日々一緒に仕事をして下さっている
協力業者さんたちから信用される仕事をやっていく、
ということです。

この基本ができていなければ、
それだけ素晴らしいマーケティングをやっていたとしても、
地域内で

「あの会社、一見良く見えるけど、
実際は現場がガタガタみたいよ」

「あの会社に家づくりを頼むのは、
止めといた方がいいみたいだよ」

という評判となり、
来場数も受注数も上がりづらい環境となってしまうのです。

だから集客数UPのための施策を打つよりも、
他社に負けない武器を持つため、FCVCに加盟するよりも、
まずは一緒に仕事をして下さっている方たちから
信頼されるような仕事をする、ということが第一優先なのです。

ではそのために、何をすれば良いか?

この肝となってくるのは、やはり図面で、

「図面の精度を高める」

ということと

「着工前に全ての図面が完成している」

ということを徹底していくのです。

協力業者さん・職人さんたちに渡す図面に
ミスが多々あったり、欲しい情報が記載されていないと、
皆、仕事がやりにくくなりますし、ミスも多発します。

精度を高めるというのは、
正しい情報が記載されていることと
職人さんたちが欲しい情報が明記されていることです。

そして着工のできれば30日前に図面を完成させることも
住宅会社として目指さなくてはなりません。

精度の高い図面が着工前に揃っていることで、
監督さんが仕入れ先さんや職人さんたちと
濃い打合せができたり、
仕入れ価格の交渉がしやすくなるのです。

住宅会社としてやるべきことは多々ありますが、
兎にも角にも社員さんと協力業者さんたちから
信頼されるようになることが最優先なのです。

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