鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4998回】 一流の接客・おもてなしがもたらすもの

2024年09月05日 | 住宅コンサルタントとして
2005年にコンサルタントに転職するまで、
私自身は一流の接客やおもてなしを
経験したことはありませんでした。

ここ最近、自分がクライアント様に
お伝えしている内容で言うと、
自分の損得しか考えていない、三流のお客様でした。

ところが、ある日師匠に連れて行っていただいた、
グローバルダイニングという会社が経営しているお店で、
これまで体験したことが無い接客を受けたのです。

それまで私、追加で飲み物を頼む際。
「すみませ~ん」と大きな声を出さないと
店員さんに来てもらえないお店しか知りませんでした。

ところがそのお店、ホールのスタッフさんが
どうやら自分が担当するテーブルが決まっているようで、
とても姿勢の良いスタッフさんが常に周囲をチェックしている。

そして私が見ていたメニューを閉じて、
店員さんを呼ぼうとキョロキョロしているのを見て、
即座に近づいて来て下さって、
追加のオーダーを取ってくれたのです。

店員さんを声を出して呼ばなくて良いことって、
こんなにも心地良いんだ、ということが理解できました。

そしてその年の年末に師匠に連れて行っていただいた、
東京のレストランで、接客力、おもてなし力の重要性を痛感します。

そして翌年、全国のいろんな住宅会社の調査をする中で、
ある住宅会社に行った時のこと。

その会社のショールームにキャリーバッグを預け、
担当の営業さんと打合せ終了後、
預けていたキャリーバッグを引き取った際に
そこにお礼のメッセージが書かれた手紙が
添えられていたのです。

更に出張先からわざわざ来て下さって、
お昼ごはんもお食べになっていないのでは、
とショールームのスタッフさんがおっしゃって下さり、
帰りに何とサンドウィッチもプレゼントして下さったのです。

もうこれには猛烈に感動し、
本当にこの会社で家を建てたい、と思ったのでした。

その後もメルマガをずっと読ませていただいている、
弘中勝さんがおススメされていた、
宮城県の温泉旅館に行って感動したり、
雑誌レオンで見た宿に行って本当に感動し、
以来、そこには20回近く通わせていただいていたり。

そして自分が感動した接客・おもてなしを
今度は自分のお客様に対し、提供させていただく。

すると感性が合うお客様、
その価値を理解して下さるお客様と
非常に良好な関係を築くことができると思うのです。

こうして、自分とお付き合いして下さるお客様が
少しずつ増えていき、商売がやり易くなっていく。

こうしたことを営業マンや経営者の方は、
是非とも経験していただき、
お客様に困らない状況をつくって、
更にお客様のために消費にゃサービスを
磨いていっていただきたい、と思っています。

その第一歩は、まずは自分が一流の接客・おもてなしを
経験して感動することかな、と・・・。

なのでぜひ、一流を体験する機会を
積極的につくっていきましょう。

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