鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5086回】 高気密高断熱+自然素材のパッケージ

2024年12月02日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界のコンサルタントになった2005年以来、
個人的に私が推してきたのは、

・高気密+高断熱
・自然素材
・基礎断熱
・熱交換換気

ということでした。

それは北海道に9年住んで、
資材メーカーの営業マンとして
いろんな会社の家をたくさん見て、経験した結果、
本当に自分が良いと思えたからです。

ただ、上記を全て実現させると、
当然ながら製造原価は高くなります。

またクライアント様とご縁をいただいた際に、
力を入れている工法や仕上げがありますから、
自分の考えを一方的におすすめすることはしておりません。

ただ、ゼロから住宅事業を立ち上げたクライアント様には、
私がおすすめする仕様で
商品をつくっていただくことが多いです。

そしてこの私がオススメのパッケージで
商品を開発していただいたクライアント様では、
業界でここ5~6年、無責任に出店エリアを広げている、
私が最も嫌いな○○工務店や、
性能重視の○○工務店などと競合するケースが
ぶっちゃけ、ほぼ無いのですね。

これ、なんでなんだろう、と
以前から私、考えていたのですが、
感覚的にしか理解しておりませんでした。

ところがここ最近、
とあるフレームワークを学んだのですが、
そこに答えがあったのです。

なぜ高性能+自然素材のパッケージは、
多棟数ビルダーと競合しないのか?

こうしたことの本質を理解した上で、
もう一度、自社の商品を考えたり、
市場内における自社のポジションを検討すると、
面白いかもしれませんね。

このあたりのことを12月、
お伺いした際にお伝えさせていただき、
2025年の戦略を考えていきましょう。

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