鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3653回】 おもてなし力・サービス力を磨くには?

2020年12月30日 | 住宅コンサルタントとして

2021年以降、住宅会社としてますます重要になるのは、

会社としておもてなし力・サービス力があるかどうかです。

 

商品や販促、営業に関しては、

大抵の会社が力をいれる訳ですが、

おもてなし力を磨こうと力を入れている会社は、

本当に少ないのが現状。

 

おもてなし力・サービス力が経営に重要だと

経営者が気づくためには、

自分自身がいろんなサービスを受けてみれば良いのです。

 

もちろん、一流のサービスを提供してくれるところも重要ですが、

無駄なサービスを提供してくるお店や、

全くもってズレたサービスを提供しているお店に行くことも

これまた非常に勉強になるのです。

 

私自身は年間200日以上外食しますし、

ビジネスホテルから一流のホテル・旅館も

利用させていただくことが多いので、

それだけいろんなお店の接客を経験しています。

 

その中で自分がされて嬉しいこと、

心地良いこと、感動したことを感じる力と共に、

イラっとしたり、不快に感じるセンサーも磨かれてきました。

 

個人的に最も心地良いと思うサービスは、

人工的なものではなく、

接客して下さる方の素の人間性から出る、

自然体で、かつあたたかな対応・気遣いです。

 

お店で言うと、京都のイタリアン、cenciさんです。

 

後は、オーナーの仕事に対する姿勢に

いつも感動し、尊敬してしまい、

定期的に通わせていただきたくなるお店でいうと、

石川のすし処めくみさんですし、

努力している姿を大将は全く見せないのですが、

料理、器、小物にまでセンス抜群で、

これまたいつも感動してしまうのが、京都の東山吉寿さん。

 

いろんなホテルや旅館に宿泊させていただく中で、

ティッシュケースやタオルやアメニティのクオリティ、

器やランチョンマット、活けてるお花などの重要性は、

ベラビスタ尾道さんとか、愛媛のTOBEオーベルジュさんから、

それぞれ教えていただきました。

 

個人的には箱根や伊豆など、

関東圏で評価の高い宿にも何度か宿泊させていただきましたが、

部屋の細かい部分のしつらえとか、小物類などは、

価格に見合っていなくて、脇が甘いところが多かったです。

 

などなど、経験を重ねる中で、

接客・おもてなしのポイントが見えてくるのです。

 

いつも同じメンバーで、行き慣れたところにしか行かないと、

おもてなし力・サービス力は磨かれないのです。

 

結局、行動力があって、

一次情報を得続けている人が、

おもてなし力・サービス力が高まるのです。


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