鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3492回】 気が利く会社が支持される

2020年07月22日 | 住宅コンサルタントとして

先日、あるクライアント様の幹部会議に出席しました。

 

席に着くと、まずは延長コードが私の目の前にあって、

更にホワイトボードのマーカーも各色2色そろえられていて、

しかもどのマーカーもインクがしっかりと出る。

 

もちろん、マーカーも手に取りやすい位置に置かれている。

 

そして会議の前にお茶が冷えた状態でセッティングされている。

 

このクライアント様、同業他社が業績に苦しむ中、

1社だけ昨対比で大幅にプラスなのです。

 

こういう会社が、お客様から支持される、ということです。

 

業績好調な住宅会社のクライアント様に、

大雨の中、お伺いした際は、

濡れた体やカバンを拭くタオルがセッティングされていましたし、

また別のクライアント様にお伺いした際は、

いつもおおきなカバンを持っている私のために、

さりげなくカバンを置くための椅子を

座る位置の横に置いて下さっていました。

 

気が利くということは、

いつも相手の行動パターンをしっかりと見ており、

相手の方が何をしてもらったら嬉しいか、助かるか、

ということを理解している、ということ。

 

そして根本、相手の方に喜んでいただくことが好きということ。

 

全ての方に対してそうなのですから、

そりゃ、相手の方からしたら心地良いですし、

最終的に選ばれますよね?

 

一方、気が利かない会社だと、

いつもホワイトマーカーのインクは切れかかっていますし、

ミーティングする部屋はキレイではないですし、

モデルハウスの敷地内は雑草が生えていますし、

飲み物も至って普通のものを出されたりします。

 

相手に関心が無い。

相手に喜んでもらおうという気が弱い。

基本、自分の立場でしか考えられない、

相手の目線で物事を見ることが出来ないということです。

 

こういう会社が良い家を作ってくれる訳ない、

ということは、お客様は一瞬にして見抜きます。

 

結局、気が利くかどうかが重要なのです。

 

皆さんの会社は、気が利く会社ですか?


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第3491回】 自分の範... | トップ | 【第3493回】 商談やプ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事