先日、あるクライアント様の幹部会議に出席しました。
席に着くと、まずは延長コードが私の目の前にあって、
更にホワイトボードのマーカーも各色2色そろえられていて、
しかもどのマーカーもインクがしっかりと出る。
もちろん、マーカーも手に取りやすい位置に置かれている。
そして会議の前にお茶が冷えた状態でセッティングされている。
このクライアント様、同業他社が業績に苦しむ中、
1社だけ昨対比で大幅にプラスなのです。
こういう会社が、お客様から支持される、ということです。
業績好調な住宅会社のクライアント様に、
大雨の中、お伺いした際は、
濡れた体やカバンを拭くタオルがセッティングされていましたし、
また別のクライアント様にお伺いした際は、
いつもおおきなカバンを持っている私のために、
さりげなくカバンを置くための椅子を
座る位置の横に置いて下さっていました。
気が利くということは、
いつも相手の行動パターンをしっかりと見ており、
相手の方が何をしてもらったら嬉しいか、助かるか、
ということを理解している、ということ。
そして根本、相手の方に喜んでいただくことが好きということ。
全ての方に対してそうなのですから、
そりゃ、相手の方からしたら心地良いですし、
最終的に選ばれますよね?
一方、気が利かない会社だと、
いつもホワイトマーカーのインクは切れかかっていますし、
ミーティングする部屋はキレイではないですし、
モデルハウスの敷地内は雑草が生えていますし、
飲み物も至って普通のものを出されたりします。
相手に関心が無い。
相手に喜んでもらおうという気が弱い。
基本、自分の立場でしか考えられない、
相手の目線で物事を見ることが出来ないということです。
こういう会社が良い家を作ってくれる訳ない、
ということは、お客様は一瞬にして見抜きます。
結局、気が利くかどうかが重要なのです。
皆さんの会社は、気が利く会社ですか?