鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3491回】 自分の範囲外の仕事

2020年07月21日 | 住宅コンサルタントとして

もともとは事務員さんで入社された、女性スタッフさん。

 

ところが、インテリアやデザインがもともと好きだったそうで、

お客様との仕様打合せをされたりしている中、

もともと在籍していた営業マンが退職することに・・・。

 

結果、接客するスタッフさんがいなくなったため、

モデルハウスに来場されたお客様の接客もすることになり、

気が付けば営業マンの仕事も実質、されていたりと

自分が出来ることの幅がドンドン広がっておられます。

 

本音をお聞きすると、

 

「本音では、営業とか接客とかはあまりしたくないのですが、

する人がいないので・・・。

まあ、仕事ですから(私がやるしかない!)」

 

という回答でした。

 

個人的にこういう方をメチャ、尊敬します。

 

「こういう仕事、私はしたくないです」

「そもそもそれは私の仕事の範囲外ですよね?」

 

ということを言うビジネスパーソンも居ますが、

こういう人は伸びないですし、

何より自分のことしか考えていないので好かれない。

 

誰しも、自分が得意ではないこと、好きではないことを

依頼されることもあるでしょう。

 

でもそういう時、

 

「仕事ですから」

 

とスイッチを入れて頑張れる人こそ、プロフェッショナルだと思います。

 

自分で自分の仕事の範囲を決めたい人は、

公務員になるか、大企業に行くしかありません。

 

この変化の激しい時代、

中小企業で仕事をさせていただくということは、

仕事の範囲なんて変わって当たり前なのです。

 

やったことが無いことでも、「仕事だから!」と

自分にスイッチを入れてチャレンジする人が、

結果として伸びていきますし、必要とされるのです。

 

自分の範囲外の仕事だからといって、

すぐに拒否したりしていませんか?


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