Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

体育祭!

2017年05月28日 03時00分05秒 | 日記

前日の雨のため,開催が心配されましたが,当日朝,たくさんの先生方が新聞紙で校庭の水たまりを吸い取ってグランドコンディションを整え,何とか第8回体育祭を開催することができました。体育祭本番は強い日差しで,顔はスキー焼けのようなメガネ跡と腕はくっきりとドカタ焼けになってしまいました・・・。とはいえ,記録係として写真を撮りまくりながら,中学生・高校生の演技・競技に感動。一生懸命に頑張る姿って本当に素晴らしいです。

卒業生もたくさん見に来てくれて近況報告も聞けてうれしい限りでした。社会人・職業人として,みんな凛々しい表情になっていました。卒業生が就職したそれぞれの所属先に体育祭のポスターを郵送したことで,開催を知ったということでした。本校オリジナルの「おおぞらダンス」を在校生と一緒になって踊っている姿を見て,さらに感動!

卒業しても母校で学んだことを糧にがんばっているんだな~と。何よりも仲間の存在は大きいと。

話を聞いてみると,日頃はあまり連絡を取り合うことはないけれど,こういったイベントの時にはいい機会として活用しているようでした。仕事は大変だけれども,将来に向けて,自分の生き方をキャリア発達の視点で実現しているなぁと思いました。

残念ながら,様々な理由で離職してしまったという卒業生もいましたが,高等部の先生方が,たくさんの情報提供をしていて,次につながる方向性を具体的に伝えていたことも,心強いバックアップだなぁと印象に残りました。

小学部,中学部だと,「今」しか見えなくなってしまうこともあるかもしれないけれど,それもとても大事なことだけれども,卒業後を見据え,逆算して「今」を思い描く力も必要になるのではないかと,本校在籍の生徒のがんばる姿を見に来たお父さんお母さん,きょうだい,おじいちゃん,おばあちゃん,皆さんの顔を見て,話をして,学校行事のエネルギーを感じつつ,そんなことを思った体育祭でした。

 畠山


自分は誰かのために何かできているのか?

2017年05月27日 00時19分10秒 | 日記

そんなことを考えるときがあります。

誰かに言われたからする,ではなく,自分で何のためにそれをするのか,その理由,その意義が分かって,自ら主体的に取り組める力。

「言われたからするということを教えるような授業をしてるかも?」(自己反省・・・。)

「何のために」が分かって取り組める力。本当はそれが大事なことで,私たち教師は,なぜそれをしなければならないか,子ども自身が考え,理解し,分かって取り組めるような力の育成に向けて,どうやって子どもたちに教えることができるのか。

そんなことを感じ,考えています…。

次回のチーム埼玉学習会。

7月16日(日)13:00~17:00,岩槻駅東口コミュニティーセンター,ワッツB(定員90名)にて,教材教具作成の会を開催します。1学期を終え,2学期に向けて,作っておきたい教材教具を作成する機会としてご活用ください。

自分も担外の自立活動専任となり,担任をしていた時よりも,教材教具の作成の必要性に迫られているので,この機会を大いに活用したいと考えています。

 (畠山)

 


5月13日,ありがとうございました。

2017年05月21日 01時22分43秒 | 日記

チーム埼玉学習会,また今回も,これまでに経験したことのない学習会となりました。

午前の部,浦和の小学部と川越の高等部の自立活動の実践報告&衛藤先生による指導助言。個別学習の課題設定の奥深さがとても勉強になりました。ねらいをシンプルにすること。複数の課題が盛り込まれていると難易度が高くなり,評価も難しくなるということ。進行性の障害に対する教師としての役割について。自立活動専任として,小学部,中学部,高等部の授業に入れていただく上で大変参考になりました。実践報告の内容も,とても誠実で熱心な実践で,参加された先生方のアンケートからも「実態把握の仕方や指導計画の立て方など,とても丁寧になされていて,自分ももっと頑張らなければと思いました」「お二人の実践報告,大変勉強になりました」等,多くの感想が寄せられました。

午後は,配布資料は一切なく,3人1組となり,子ども役,教師役,観察者の三役に分かれ,衛藤先生から課題を与えられ,演習を通して,障害理解を促し(自閉症やADHD等),教師としての指導技術を考え,磨かれる学習機会となりました。

まさに,思考力・判断力・表現力等が問われ,主体的・対話的で深い学びを追究したアクティブラーニングでした。

個別の課題学習の経験の有無に関わらず,参加された先生方全員,それぞれの学びが得られたことと思います。気づきと言ってもいいかもしれません。

アンケートからは,「こんなに頭と体を使った研修会はない」「何でこの先生はわかってくれないんだ,という子どもの気持ちが分かったような気がしました」「教師として,もっと手立ての引き出しを増やさなければいけないと思いました」「児童生徒の行動の意味を考える上でいろいろな視点から考える必要があることが分かりました」「フィードバックをしてからの賞賛」等々,これまでにない感想がたくさんありました。

自分には到底できない研修会でした。子どもの行動から,仮説を立て,それを検証することの基本を改めて再確認することができました。

前日19:00~22:30の幹部のみの「教育課程に関する勉強会」から,当日10:00~22:00(12時間ぶっ続け)のチーム埼玉学習会まで,懇切丁寧にご指導いただいた衛藤先生,本当にありがとうございました。

次回,チーム埼玉学習会は,7月16日(日),岩槻駅東口コミュニティーセンターにて,教材教具作成の学習会を開催します。今回は,チーム埼玉学習会初の日曜開催となります。お楽しみに~!

追記:今回は演習中心だったため,学習会の様子をお伝えする写真の掲載は控えさせていただきます。


今週の土曜日です!

2017年05月12日 01時29分07秒 | 日記

チーム埼玉学習会,いよいよ5月13日です。

午前は県内2校(小学部と高等部)自立活動の実践報告&衛藤先生によるスーパーバイズ。

午後は大分大学の衛藤裕司先生による応用行動分析の視点に基づいた,子どもの行動の意味を読み解く指導技術の講義・演習です。

児童生徒の行動に対して「何?」「どういうこと??」「どうしたらよいの???」等,悩んでおられることも多々あるかと思います。

言葉ありきの社会で生きている自分たちにとって,言葉の無い世界で生きている児童生徒の行動に対し,時には問題行動として捉えられるその行動の意味をどのように理解し,どのように対応すべきか,考えさせられることも多いかと思います。

今回の学習会では,その答えを得るための,特別支援教育に携わる教師(専門家)としての指導技術を学ぶことができます。

まだ,参加申し込みは間に合います。資料を印刷準備する関係もあるので,(参加申し込みをしない)飛び込みではなく,(参加申し込みの)駆け込みでお願いできればと思います。

今,日本の特別支援教育が,インクルーシブ教育システムの構築を受けて,大きく変わろうとしているこの時期だからこそ,これまでの特殊教育の歴史を踏まえ,知的障害教育の独自性を尊重しつつも,社会情勢を鑑み,学齢の児童生徒に対し育成すべき資質・能力を身に付けるため,専門性向上を希求する,できる限り多くの先生方に参加していただきたい,そんな学習会です。

ご検討ください。

(畠山)