Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

6年目

2015年07月29日 22時30分21秒 | 日記

チーム埼玉学習会をはじめてもう6年となりました。時の経つのは本当に早いですね。

当時、年長さんだった子どもたちも、今では小学部5年生です。

さて、本日、登校日を終え、本当の意味で夏休みを迎えました。次に子どもたちに会うのはおよそ一カ月先となります。

この夏休み、子どもたちもいろいろな体験をし、さまざまな経験を積み重ね、一回りお兄さんお姉さんになって9月を迎えることと思います。

私たち教師も同様。リフレッシュすることもあるだろうし、研修を受けて大いに学ぶ期間でもあると思います。

自分は今年、免許状更新講習を受けなければならず、これを落としたら教員をやめなければならなくなります…。

まあ、その時はその時で次の職を探そうと思います。

今回の更新講習では、せっかくのいい機会なので特別支援教育とは関係のない分野を学び、見聞を広める予定です。

早速先日、選択科目の講義を受講してきました。

内容はプレゼンテーションスキルです。

午前は一般企業でプレゼンを指導しているコンサルタントの講義でした。プレゼン一つで何千万円を動かすという一般企業の世界を垣間見ることができました。公務員の自分たちは生ぬるい世界で生きているなあと少し反省・・・。

午後はフリーアナウンサーによる講義でした。

「プレゼンテーションは、相手に対するプレゼントです。」という言葉が印象に残りました。

相手が喜んでくれるプレゼントをするには、相手の好みを知らなければならず、相手のことを思って内容を構成しながら資料を作成し、相手に伝わる方法で伝えなければなりません。

What should I get for ~?

What does he/she like ?

これまで自分勝手な的外れなプレゼントをしていなかったどうか、これからもとんちんかんなプレゼントを贈らないかどうか、はっとさせられた学びでした。

畠山


教材教具作り研修会終了

2015年07月20日 23時05分29秒 | 日記

今回初の試み、教材教具作り演習。失敗を恐れずにやってみました。

はじめに児童生徒の実態把握の必要性を太田ステージを例にして解説した後、具体的に教材教具について写真や実物を通して紹介して、頭があったまったところで教材教具作りに取り組みました。遅刻して途中参加した先生は、この異様な空気感に戸惑ったことと思います。時に今までにないシーンとしたチーム埼玉学習会でした。とはいえ、黙々としていた訳でなく、各々教材作りをしながら、それぞれの経験に基づいたお得情報交換が至る所で交わされていました。マニアックな情報のお土産をたくさん得られたことと思います。特に「接着剤の知らない世界」等々。

最後は13時30分から16時30分まで3時間かけて作成した教材教具の発表会。多い先生で5~6つを作成。数でなく質で勝負の先生の工夫を凝らした教材教具。思わず、その素晴らしさに、記録に残したくて写真を撮らせていただきました(今回は承諾を得ていないので掲載できませんが…)。

今回も本当に勉強させていただきました。

教材教具の世界は広く深い。

 

 


ありがとうございます。

2015年07月14日 21時57分59秒 | 日記

今回の学習会は、実施1週間前に広報をはじめ、申し込み手続きを開始したにもかかわらず、最低興行人数10名を超える参加申し込みをいただき本当にありがとうございます。参加していただいた先生方には、「参加してよかった」と思っていただけるよう、情報及び教材のお土産を持って帰っていただけるよう準備したいと思います。

引き続き前日の17日まで申し込みをしておりますので、より多くの先生方に参加していただければと思います。共に学びあいましょう!

話は変わりますが、本日、支援籍学習引率をしてきました。相手校の通常級の担任の先生が本当によく準備していただいて、細かな配慮が所々に見られ、子ども同士のかかわりが授業を支えていて、互いの児童にとって多くの学びのある支援籍学習に立ち会うことができました。本当に良い支援籍学習でした。自分自身、1担のクラスを同僚の先生に応援してもらって(迷惑をかけて)何とか乗り越えた1日となりましたが、今回の引率で子供たちの心の葛藤を垣間見る生のドラマを目の当たりにして、心の栄養をいただきました。インクルーシブ教育システム構築のためには、小中学校の理解と対応がとっても大切、ということを改めて実感しました。今後、高等学校でも特別支援学級が設置される方向で文科省は動いています。

特別支援学校に勤務している自分たちがセンター的機能として、地域の学校へ正しい情報を発信し続けていく必要があると思います。

「本当に大切なこととは何か?」

見極められるよう、泥臭くとも、努力し続けていければと思いました。(畠山)


次回学習会まであと2週間!

2015年07月04日 01時10分45秒 | 日記

本日、今年度12回目の夕練が終了しました。

会のまくらでは、次回平成29年に全面改訂される学習指導要領の動向についての記事の読み合わせをし、その後、本題の「発達障害と教材教具Ⅲ」の読み合わせを通して意見交換をしました。

教材教具を使用してどのように認知発達を促すのかについては、児童生徒の的確な実態把握をしてこそ、ということを改めて確認した上で、どのようなねらいを設定して、この教材教具を用いているのかという説明責任を果たすことの重要性について共通理解することができました。

子どもたちは自分の持っている力を精一杯使い切って毎日を生き、課題に向かっている。そのことを把握し踏まえた上で、瞬時に仮説を立てて、がんばっていることを認めつつ、適切な課題設定に変更できる弾力性を持つこと。

本日の読み合わせ資料から、実に多くのことを学びました。できれば、次回学習会で資料を配布し、共通理解できればと思っています。

やっぱり、学ぶことは楽しい。

さて次回学習会まで、あと2週間となりました。

現時点でまだ粗削りな企画ですが、実際に教材教具を作成するワークショップをする予定です。

来週中には、広報のチラシを作成し、皆様のお手元へ届けられればと思っています。

どうぞ宜しくお願いいたします。   (畠山)