Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

平成30年3月30日

2018年03月30日 19時25分58秒 | 日記

次の元号になって30年経つまでは並ばない数字???

異動の時期、別れはさみしいものですが、新天地でも頑張ってくださいね。

 

さて、新学習指導要領の解説が文部科学省のHPにでましたね。

「総則編」と「各教科編」と、解説が2冊に分かれてました。しかも「総則編」は474ページ、「各教科編」は664ページと、かなりの量です・・・。

各教科編の後半には、「目標と内容の一覧」としてまとめ、表として見やすく示されていました。この表を見ると各教科の「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」の目標や、内容の第1段階と2段階、3段階の系統性等、各教科におけるその構造が読み取れます。

「自立活動」の解説も230ページと、現行の解説よりも数十ページ増え、実態把握から具体的な指導内容を設定するまでの流れ図としてたくさんの例示を挙げて、より具体的に理解が進むように新たに示されていました。

詳細はこちらから。

じっくりと目を通したいところですが、特殊教育学会のポスター発表の原稿づくりに追われていて・・・。悩んでばかりいないで、深く「考える」努力をしなければと・・・。

(畠山)


いじめのある世界に生きる君たちへ

2018年03月26日 20時00分59秒 | 日記

精神科医の中井久夫先生のご著書です。

学生時代に精神科の病院で看護補助のアルバイトを2年半していた時、看護師さんに勧められたこともあり、大学の図書館で中井先生の論文や著書を探して読んだことがありました。当時の印象は「難解」という記憶がありました。

しかしこの本は、小学校高学年を対象に書かれた本で、とても分かりやすく「いじめ論」について書かれています。いじめられる本人は全く悪くなく問題もない。いじめる側をはじめとして傍観・観客となる側に原因がある「人間を奴隷にしてしまうプロセス」であるということ。

教師として「いじめ」の問題に立ち向かうためには必要となる考え方のエッセンスが散りばめられています。子ども達だけではなく、大人社会にも共通して言えることだと思います。

本日、セミナーに参加した後、書店へ行くと特別支援学校小学部・中学部新学習指導要領が店頭に並んでいたので購入しました。現行の空色よりもさらに濃いブルーの表紙でした。

世界自閉症啓発デーの Light it up blue も関係しているのかなぁ?

(畠山)


筑波大学特別支援教育研究センターセミナー

2018年03月21日 23時56分10秒 | 日記

来週の3月26日(月)に開催されます。

以前、自分も所属していた組織で、セミナーを企画・運営していました。

数年が経ち、今回が最後のセミナーとなるそうです。

第1部では本学習会の古山先生も附属聴覚特支との連携研究の実践報告をされます。

第2部では「日本における今後の特別支援教育」と題して、次回5月12日にご講演してくださる筑波大学の川間健之介先生もシンポジストで参加されます。

自分がセンターに勤務していた時に委員を務めた今後50年先を見据えた特別支援教育の在り方について筑波大学として検討し、その内容を示した「NEXT50」。その委員長だった川間先生と同じく、委員としてその中核を担った米田先生がシンポジストとして話題提供されます。

次期学習指導要領の具体的なお話にも触れられることと思い、大変興味深いです。

参加申し込みを希望される方は、センターのHPから。

(畠山)


ボランティアさん

2018年03月15日 23時43分28秒 | 日記

本日、本校においてボランティアさんとの懇親会がありました。

ボランティアさん同士及び教員との親睦を深めることを目的として開校8年目にして初めての試みでした(参加自由の任意の会です)。

自分は児童生徒下校後、15:00過ぎから参加しました。

日頃お世話になっている方々と1時間、たくさん意見交換することができました。子ども達がいる前では話せないこともあるので(業務に専念しているため)、「ゆとり」をもって話ができる機会はとても有意義なものでした。

ボランティアとして本校の教育活動に携わっていただいている感謝の念と、そのモチベーションを改めて知り、その「心を込めた」プライスレスの想いに心打たれました。

目の前の子ども達の後ろにはお父さんやお母さんがいて、さらにその後ろには不安や心配を抱えつつもこの子の将来を楽しみにしているおじいちゃんやおばあちゃんもいて、一緒に生きていく兄弟姉妹たちもいて、そのバックグラウンドも含めて目の前の子ども達に接し、教育活動を行っているという自覚の大切さを考えさせられました。

子ども達のことだけでなく、教員のこともよく見ていて、様々なことを感じておられるのだなぁ~と。

(畠山)

 


3.11

2018年03月12日 00時10分27秒 | 日記

亡き父の故郷、気仙沼。

幸い親族は全員無事でした。

とは言え、人生は一変しました。

自分のこれまでの思い出も一変しました。

生きることとは。

これからもずっと

忘れないために。

  

  

(畠山)

 


心を込める

2018年03月11日 00時08分08秒 | 日記

チーム埼玉学習会の目指していることって、自分の仕事に対して心を込めることができる先生方を増やしていこうってことなのかなぁ、って思っています。

目の前の子ども達を大切にすること、未来ある子ども達を大切に思う気持ちとその責任。

ペンリレーを読んでいてそう感じました。

どれだけ真摯に心を込めて仕事に向かっているのか。

これまで何となく「教員に向き不向き、センスがあるとかないとか」で表現していたけれども、自分が感じていた向きとかセンスとかは、どれだけ自分の仕事に心を込めて取り組んでいるかどうかということなのかもしれないと思うようになりました。

埼玉県の教育課題として払拭することができない体罰の問題。

心を込めて仕事をしていれば決して体罰なんてする必要が無く、断絶できると思います。心を込めて仕事をしている先生を増やすことで体罰の問題を解決することができるのではないかと思っています。

子どもを大切に思うことができれば、体罰のような指導方法を選択することは絶対にできないと思います。例え自分の意に反するような行動をしたとしても、なぜその子はそうしたのかを考え、もっと他の教育手段を発想し、実践するのではないかと。

自分もどれだけ自分の仕事に心を込めて取り組めるのかレジリエンスを考えながら向き合っていければと思っています。

(畠山)


春の声

2018年03月07日 20時15分03秒 | 日記

ペンリレーのバトンを受け取ったままだったの受付によくいる吉田です。

20℃を超える春の暖かさを感じたかと思うと、

冬に逆戻りの気温です。

寒かったり暖かかったり、そんなことを繰り返しながらも

春の声が聞こえてくるこの頃です。

そして、目の前は学期末の評価と卒業式に向けての慌ただしさ。

そんな中、目の前にいる子どもたちの成長を感じます。

1年前はできなかったけれど、こんなに活動にむかえているなぁ、

泣いてひっくり返っていたけれど、スムーズに取り組んでいるなぁとか

1年はあっという間で、子どもたち成長にとって大事な時間にかかわっている責任も感じます。

もっと、自分に知識があったら、

もっと、目の前の子はもっと伸びるんだろうな。

もっと、何かできるのだろうな。

とそんな葛藤の毎日から、いろんな学習会や研修会に参加し始めたのは今から10年前、

初任研のころです。

学習会や研修会に行くというのは、堅苦しいことのように聞こえるかもしれませんが、

チーム埼玉でもおなじみの荒井くんや岡田さんと、

研修が終わったら、おいしいもの食べて帰ろう、とか海を見て帰ろうとか、

温泉入って帰ろうとか、半分旅行気分でいろいろ研修に出かけていました。

そこで、いろんな人と出会い、つながり、今の自分があります。

県や勤務地は違えど、結構悩みは一緒。

「目の前の子どもについて」とういう共通の話題で

いろいろな話やこんなやりかたもあるよ。と会話も広がります。

そんな半分旅行気分の研修で出会った宮前さんと

そのつながりで知り合った畠山さんとで学習会が始まりました。

(宮前さんの記事とも少し重なりますが)

学習会とか敷居が高いなぁと感じている人も

チーム埼玉は敷居は低いが、得られる知識は高い!

以前一緒に働いてた人と再会したり、

狭いこの業界、いろいろなつながりもできます。

気楽に参加できる学習会、来年度も楽しいことやっていきますよ。

新年度、行き詰ったころに学習会開催されます。

ぜひお仲間と足をのばしてみてくださいな。

【次回の学習会。

5月12日(土)岩槻東口コミュニティセンターです。

テーマは「個別学習の意義と指導技術」です。】

それでは、お次は古山さんです。

よろしく!

(吉田)