Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

明日が楽しみ!

2014年06月20日 23時16分17秒 | 日記

やっと明日のもろもろの準備が終わりました。とはいえ、忘れ物等あってご迷惑をおかけしたらごめんなさい…。

150名定員の部屋で、現在70名程度の参加申し込みです。HPでの申し込みは締め切りましたが、席に余裕がありますので、「行こうかな?」と少しでも考えておられる先生がいれば、気にせず、安心してお越しください!名簿にお名前がなくても飛び込み参加大歓迎です!!

前回の学習会では、やっているとは知らずに近くを通りかかったら、チーム埼玉学習会をしていたので参加されたという先生もおられました!(嘘のような本当の話)。

反対に、いろいろなご事情があって、参加申し込みをしていたけど、急きょ、行けなくなりました…。というお話も何件かありました。残念ですが仕方がないことです。

そう考えると、明日の学習会に参加してくださる先生方には、いろいろな事情があるにもかかわらず、そのような中、本学習会に来ていただけることに、ほんとうに心から感謝です!来ていただいた先生方には、「来てよかった」と思っていただけるような運営をしていきたいと思っています。

いつもチーム埼玉学習会の前日の夜は、小さい時の遠足の前日みたいに「楽しみ」で、ワクワクします。

どうぞ宜しくお願いいたします!

 

畠山


参加申し込み締め切りについて

2014年06月18日 22時23分03秒 | 日記

「まだ間に合いますか?」という問い合わせがいつもこのころになると多く寄せられます。

 大丈夫です。

 参加申し込みについては、前日の夕方というか夜まで締め切りません。今回の申し込み締め切りは、前日20日(金)の19:00としましょうか。

 以前は、会場の都合もあり、会場の定員数によって定員を超えた場合のみ、申し込みを締め切るようなことがありましたが、基本的には、資料印刷部数の把握とオプション(飲み会)の参加人数を把握するためのものなので、前日までに把握できれば大丈夫です。

 でも、飲み会の参加人数については、もう少し早めに人数がわかると幹事としてはハラハラと心配せずに済むので、ご協力いただければと思います。

 今回はオプションに参加される方がこれまでに比べると少し少ないようです…。みんな忙しいのかな?「敷居が高く」って感じちゃっているのかな~?(そうだとすると企画側とすると少し反省です…)。 チーム埼玉学習会はこれまでにない稀有な学習会を目指して模索しているので、遠慮せずにどんどん来てくださいね。実にざっくばらんな飲み会です。研修会よりもたくさん情報交換が気軽にできること間違いなしです。自分が話をする場合、できれば畠山個人としてはビール片手に午後の研修会をしたいくらいです…(ちょっと言い過ぎかな?)。

 参加された先生方の満足度が少しでも高くなるよう、学習会の企画運営に関して努力していきたいと思いますので、何かあれば忌憚なくご意見ください。

 今後ともご理解とご協力のほど宜しくお願いいたします。

 畠山

 


研修会情報

2014年06月16日 22時38分49秒 | 日記

第39回 発達臨床研修セミナー(淑徳大学発達臨床研究センター主催研修会) 

チーム埼玉学習会にいつも来てくれている千葉県の横田先生が実践報告を発表されます。横田先生は元筑波大学久里浜特別支援学校研究部の教員で、文科省の研究開発を受けているときの久里浜でいい実践をして3年連続実践発表をした当時の久里浜の代表選手でした。その横田先生が淑徳大学発達臨床研究センター主催の研修会で実践報告をします。この研修会では他にも、筑波大学准教授の佐島毅先生の講演「0歳から6歳の認知発達と概念形成」、奈良女子大学名誉教授の浜田寿美男先生の講演「<発達>は私たちの暮らしを豊かにするのか?-<発達、発達>という時代のなかの発達臨床-」があります。浜田先生は発達に関する権威です。詳細については淑徳大学発達臨床研究センターホームページをご参照ください。

 この研修会は、自分も平成18年に発表する機会をいただき、当時久里浜で取り組んだPECSの実践を報告させていただきました。当時、感覚と運動の高次化アプローチの創始者である宇佐川浩先生に初めてお会いし、おいしい赤ワインを御馳走になりながら、発達臨床についての熱いご講義を受けたことは今でも本当に貴重な想い出です。

 宇佐川先生の理論は知的障害を有する子どもたちの発達を理解し、指導していくためには、本当に有用なアプローチであると実感しています。学びを求めている先生方には、是非一歩踏み込んでほしい世界です。

 

 畠山

 


雑感

2014年06月14日 21時41分00秒 | 日記

自分たちはキャリア教育を受けてこなかったにもかかわらず、そこそこのキャリア発達をしているのは何故か?  では何故、今、キャリア教育が必要なのか?

短期記憶を長期記憶にするためには、取りも直さず反復が重要。繰り返しの積み重ね。語学習得の秘訣。言葉のない子どもたちのコミュニケーションの力を育むためには、生活の中の文脈の活用が大切。落ち着いて安心できる信頼関係に基づいたコミュニケーションマインドの形成が土台。さらには認知の向上。その上で手段の学習プログラムがある。具体的な内容については個々の教師しだい。

「障害者の人権に関する条約」に批准したことと、今年度の文部科学省の予算額の急増についてのトピックス(インクルーシブ教育システム構築のために必要な予算の執行。費用対効果は???)。

社会が障害を定義し、障害を作り出しているということ。等等、ここ2,3回の夕練でテーマとして取り上げたことです。

さて、第12回チーム埼玉学習会まで、あと1週間となりました。まだまだ席に余裕がありますので、共に学びたい仲間がいたらどんどん声をかけてお誘いいただければと思います。「三項関係」「Joint attention」等、大学の教科書に出てくるような語も難しくなく、また、乳児から幼児、学齢児童へと発達していく姿を自然な道理でわかりやすく、教えていただけるまたとない機会となること間違え無しです。

ちなみに、当日はスーツではなく、ラフな格好で来てください。それがチーム埼玉スタイルです。毎回お呼びしている講師の先生方にも本学習会の主旨を理解していただいております。気軽な、型っ苦しくない、ゆるーい、それでいて刺激的。学べる学習会を目指しています。ご理解とご協力のほど宜しくお願いします。

畠山

 


チーム力!

2014年06月09日 23時30分02秒 | 日記

ちーむか!ではありません。

先週の夕練で「チーム力」について県教委が以前出したリーフレットをもとに話し合いました。60分間検討した結果は「難しい…」でした。その要因として、子どもの実態把握のスタンスの違い、指導方法・アプローチの選択の違い、評価の観点の違い、教育観の違い等等から(特に知的障害は評価基準が明確でないため個々の教員に委ねられていることから、かなりファジー)、現実問題としてDoing(行為)ではなくBeing(存在・人格)の論点でぶつかってしまう傾向が多々あり、教員間の人間関係をこじらせかねないため、突っ込んだ議論は避け、うやむや・なあなあな関係を維持せざるを得ない実情があるということ。建設的にDoingの論点で話し合いを進められれば良いのにと個人的には思いますが…(人間関係って本当に難しいものですね)。「言わないとわからない人には、言ってもわからない」「平行線をたどるだけ」等々、組織が大きければ大きいほどいろいろな考えを持つ方々が多岐にわたるため、チーム力を問うことは難しくなるということがわかったということがわかったという結論でした。

でも、チーム埼玉はそんなこと度外視して繋がれる、リレーションシップを育むことができる稀有な会だと実感しています。100匹目のサルの話、覚えていますか?

学校を超え、県を超え、同じ志を抱く若者(?、いや中堅、ベテランも含む)の先生方が集い、講師の先生方の話から吸収できることを吸収し、それぞれの実践を語り合い、自分の実践を省察する機会となる学習会。大きな意味でのチーム力だと感じています。先ずは個々人の専門性を高める努力をすること。専門性の向上に執念をもっているからこそ、他の先生方に触発されるのだと思います。それこそがチーム力の原動力だと。それがない中でチーム力を語ろうとしても難しくなるだけだと・・・。

Beingに対しては信頼関係を保ちつつ、その上でDoingについて真剣勝負できる関係こそ「子どもたちのために」力を注ぐことのできる足し算ではなく掛け算となるチーム力だと思います。「井の中の蛙、太河を知らず」にならないためにも多くの先生方と交流を深め、多くの知らないことを知り、学び続けていきたいものです。

畠山

 


子どもの発達について

2014年06月02日 23時41分03秒 | 日記

次回、第12回は、チーム埼玉学習会初のリクエスト企画!です!!

「発達の道すじ~定型発達から、こどもの伸びゆく姿を確認する~」臨床心理士の杉田先生のご講演です。

これまでいただいたアンケートには、「発達について学び、今担当している生徒の理解が深まりました」「学習会でいただいた発達の資料を参考にして児童の実態把握に役立てています」「発達の道すじを理解することで、指導計画を立案する際に、課題設定しやすくなりました」等々、第7回の杉田先生のお話を聞き、実際の学校現場でご自身の指導に活用している(学んだことを活かしている)という声が多く寄せられました。

それと、自立活動の理解を深めるためにも今回のご講演はとっても重要です。特別支援教育にしかない特別な領域である「自立活動」は二つの要素から構成されているからです。その要素とは、一つは人間としての基本的な行動を遂行するために必要な要素(すなはち「発達」)と,もう一つは児童生徒が障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服するために必要な要素です。

視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、知的障害、病虚弱等、その障害特性の理解に基づいて自立活動の指導を展開していくと同時に、もう一つの大きな要素である「人の発達の道すじ」についても知っていた方がより良いと思っています。特別支援教育に携わる教師としては。

6月21日の学習会では、その子どもたちの発達の道すじについて、演習を交え、とてもわかりやすく教えていただける機会なので、より多くの先生方に参加していただきたいと思っております。

超お勧めです!!

畠山