Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

合わせないのが合わせた指導

2018年09月27日 00時37分13秒 | 日記

調べ物をしていて,18年前の書籍「授業を変える学校が変わるー総合学習からカリキュラムの創造へ」東京大学名誉教授,佐藤学先生のご著書をここ2,3日読み返していました。

特別支援教育とは関係ないのですが,通常教育における教科学習と総合学習の質的な違いと教育課程編成上の「生きる力」の育成についての教育実践に基づく理論が展開されています。

この書籍の購入当時は,「分かって動ける授業づくり」に関する参考図書として読みましたが,今読み返すと,改訂学習指導要領の本質的な教育改革に通じる内容としても読み取れるので,とても驚いています。当時は気付かずに読んでいましたが,今読み返すと,主体的・対話的で深い学びの実現や既習の知識及び技能を活用した思考力・判断力・表現力の育成及び学びに向かう力・人間性等を涵養するための授業実践の重要性,そのための学校改革,地域に開かれた教育課程の必要性等が18年前にすでに発信されていました。

知的障害教育に関しては,インクルーシブ教育の構築に向けて学びの連続性が問われることとなりましたが,この流れのおかげで,これまでの知的障害教育で大切にされてきた合わせた指導の整合性が保たれなくなっているのも事実で,改訂学習指導要領を踏まえて,これからどうしていったらよいのだろうかと悩みどころです・・・。

(畠山)

 

 

 

 

 


LINE、始めました!2

2018年09月17日 11時25分55秒 | 日記

すでに何名かの方に友達登録をしていただき、感謝しております。ありがとうございます。

学習会の予定が決まり次第、なるべく速やかに情報を流せるよう努めていきたいと思います。

詐欺の類ではないのでご安心いただきたいですが、情報「送る送る詐欺」にならぬよう気をつけます(^▽^;)

 

さて、ホーページの方に掲載している友達登録の方法をこちらにも転記させていただきます。

ご興味ありましたら、以下の方法でご登録お願いいたします。

 

登録方法① ID検索
 友達追加 → 検索 → ID → 【@lgv0761a】を入力
登録方法② QRコード
 友達追加 → QRコード → 右のコードを読み込む
 

<補足>
・LINEのグループとは異なり、アカウント同士のやり取りはありません。
・登録者の情報等について、我々には通知されません。※登録者数のみ把握してます。
・メールによる連絡と異なり、入退会が簡単に行なえます。









情報セキュリティ教育

2018年09月11日 21時43分04秒 | 日記

先ほど突然,「Googleプレゼントに当選しました!」というウインドウが立ち上がりました。

対処法として,すぐにウインドウを閉じて,ネット検索で「Google 詐欺 プレゼント」と入力して調べました。するとやはり,詐欺の事例がたくさん出てきました(怪しいと思ったらすぐにネット検索するといいですよ)。

事前の知識として対処法を知らないと悪意のある人たちにすっかりとだまされてしまいます。

児童生徒にも詐欺メール等への対処方法を身に付けるための指導をしていくことがとても重要です。

悪い人たちは百戦錬磨で巧みにだます術をもっているので,やりとりをして話を聞いてしまうとずるずると話に乗せられてしまいます。まずは,一番の対処法としては話を聞かないこと,知らない相手からの怪しいメールが来たときには開かずに迷わずすぐに削除すること,不用意にURLをクリックしないことなどを徹底して教えていくことが大切です。

悪い人たちはこちらの反応を待っていて,こちらが何かアクションしてしまえば,そこから詐欺の世界へ引き込もうと,その仕掛けをして引っかかってくるのを待っているのです。

インターネット上には,不正な侵入を試みようとしている人たちがたくさんいるという認識をまずもち,それを防ぐためには自ら怪しいと感じた際には迷わずブロックする姿勢で臨む態度を形成すること。

ネット社会で生き抜いていくためにも,子ども達には情報を管理する意識を高め,だまされないためのスキルを身に付けてほしいと願うばかりです。

世の中,そんなうまい話はまず無いということ。

 (畠山)


LINE,始めました。

2018年09月09日 23時47分57秒 | 日記

チーム埼玉学習会,新たな広報手段としてLINEを始めました。

是非とも,ご活用ください。

その時代時代に応じて一番活用されている手段を活用することに価値が生じると考えています。

時代の移り変わりとともに活用される手段は変遷していきます(ショートメールやミクシーなど)。

流行とでも言うのでしょうか。

不易流行という言葉もありますが,流行とはその時代に生きている証です。その時代で必要とされ,求められていることと解釈することもできます。

話は変わりますが,LINEは3.11を経験し,既読=生存というメッセージをポリシーとして貫いている反面,既読スルーによるいじめの原因等,SNS上のトラブルも作り出しています。そのため,LINEは企業として,情報モラル教育に関して,小学校や中学校,高等学校や特別支援の児童生徒及び教員,保護者を対象として積極的に研修会の講師を務めています。本校においても近年,LINEの方を招聘して定期的に研修会を実施しています。講師の方の話によると,スマートフォンを持ち始める中学生が一番トラブルが多いとのことです。

自分自身の教育実践においても,情報モラル教育の必要性を感じつつ,実際に教育課程上どのように位置づけ,児童生徒の知識及び技能を習得させるために効果的な指導方法について頭を悩ませているところです・・・。実感としては,トラブルの具体的な事例を提示し,個別的に具体的に質問をすることで,生徒の思考力,判断力,表現力等を育成するための授業づくりができるのかな?ということ。下手な授業をすれば,聞いて分かっているように見えるけれども,実は何も伝わっていない授業になる恐れがあるということを踏まえて授業づくりを考えること。

また話は飛びますが,2022年4月からの成人年齢引き下げ(18歳=成人)に向けて,消費生活に関するトラブル等を未然に防ぐための教育課題も実際的に進めていかなければなりません。民法第5条の「未成年者取消権」が適応されなくなるため,様々な契約トラブルに巻き込まれてしまう恐れがあります。

各市町村の消費生活センターへ相談へ行かなくても済むように,弁護士さんのお世話にならなくても済むように,教育の力で子どもたちが詐欺等のトラブルに巻き込まれないよう,未然に防ぐため消費生活に関する指導を学校教育でしていければと考えております。

(畠山)