Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

申し込み開始!!

2017年01月31日 23時07分33秒 | 日記

次回、2月18日(土)に開催する、チーム埼玉学習会の参加申し込みを開始しました。ホームページの方でできますので、よかったらチェックしてみてください。

参加費は200円~300円を予定しています。なぜこんな設定になるかというと、会場代の費用がかかるため、参加した方々で割って支払おうということなのです。そのため、参加者数によって参加費が変動することになります。過去に、大勢の先生方にご参加いただき、参加費100円ということもありました。外部から講師をお呼びする際には、講師の先生方への謝礼や交通費等で、参加費が500円~1000円になってしまうこともありますが、それでも参加していただける先生方が大勢いてくださるので、この会がこれまで成り立っているのだと思います。本当にありがたいことです。

今回の企画は「教材づくりの会」です。

日頃、この子に、こんな力がつくといいな~と考え、こんな教材でこんな指導したら、結果、こんな力がつくんじゃないかな~と思っていても、なかなか、その教材を作る時間、機会がなくて、、、、という先生方、必見!この機会にその教材作っちゃいましょう!という企画です。

教材を作る際にかかる材料費は、実費となってしまいますが、「作る時間と場は提供します!」という会です。途中、1時間程度、教材教具についての実践報告、こんな子に(実態)、この教材でこのように指導したら(指導方法)、こんなことができるようになりました(学習評価)、をしたいと考えています。いろいろな教材教具の紹介や実践報告を受けて、作りたい教材が出てきたとしたら、幸いです。

いつものチーム埼玉学習会はとても情報量が多い時間がたっぷりですが、今回の教材づくりの会は、ゆっくりと、ゆったりとした時間が流れていくことと思います。

集まった先生方で、子どもたちの話をたくさんして、教材の話もたくさん情報共有できればと思います。黙々と作成に取り組んでもよいですが、学校を超えて、初めて会う先生方と子どもの話、教材の話をするのも、この会の特徴なので有効に活用していただければと思います。この機会に、より有用な教材教具が一つでも多く作成できればと願っております。

 畠山


子どもの指導に関して

2017年01月29日 23時28分51秒 | 日記

メール等で全国からいろいろな質問が来ます。

誠心誠意を込めて返答しています。

無責任なことはできません。

とても難しいです。

でも、主訴を受けて感じることはあります。

これまでの自分が経験してきたこと、書籍や研修等で学んできたこと、それらを糧にして自分にできることを誠心誠意を込めて、時間をかけて応えているつもりです。

何ができるかわからないけれども、何かはしたい。

そんな想いで応えています。

 畠山

 


キャリア教育

2017年01月23日 00時12分13秒 | 日記

特別支援教育はまさにキャリア教育そのものである、ということが言われています。

例え障害があったとしても、社会の中で生活する(キャリア)力を身に付け、働いて生計を立て、余暇も充実させて豊かな人生を送る、そのために学校で必要な知識や技能、態度を学ぶということ。

職業教育だではなく、職業を支える生活力も大事で、どちらかというと、生活を支える力こそ、社会参加と自立のためには必要となる力ではないかと考えています。

この力は、一朝一夕で身に付くものではなく、小学部、中学部、高等部と12年間の積み重ねとして体現するものであると思います。また、12年間をかけて、働くことの意義を身に付けることが、卒業後、離職しないためのキーワードではないかと考えています。

だからこそ、キャリア教育は高等部の話ではなく、小学部から12年間の系統性を考えて、一人一人の教員がその責任を自覚し、日々の授業のつながりを意識しながら根拠ある指導をしていく必要があるのだと思います。

今年度の学校研究をまとめるにあたり、こんなことを考えています。できれば、次回、チーム埼玉学習会でこれまでの成果を報告できればと思っています。各校の研究成果を校内だけに留めず、県内だけでも共有し、学び合えればとても有効ではないか、と思うのですが・・・。

畠山


年初め

2017年01月10日 23時51分05秒 | 日記

本日、冬休みがあけて学校が始まりました。年末年始、調べ物をしながら自分の考えをまとめる作業に追われていたこともあり、久々に子ども達と会って、特別支援学校の活気に触れて、子どもたちのエネルギーを吸収し、「やっぱり、教師って仕事に就けて良かったなぁ」と実感しました。こんなことを言うと笑われるかもしれませんが、本当にそう感じました。

実践から学んだことを誰に伝えても納得してもらえる理論にしていくことが求められていて、自分自身、調べ物をしたり、実践してきたことを振り返りながら、自分の考え、自分が伝えたいことを整理していくことの必要性を感じています(できる限り広く、深く)。

研修会もそうですが、参加された先生方の貴重な時間をいただいているという意識がないと、かえってストレスを与えてしまう時間になるということを・・・。

年初め、そんなことを考えています。

次回、2月18日(土)、岩槻駅東口コミュニティーセンターで開催されるチーム埼玉学習会ですが、教材教具に関する内容を予定しています。児童生徒の知識・技能、思考力・判断力・表現力等を引き出すための教材教具について、多くの学びの機会になればと思います。

  畠山


中教審答申

2017年01月05日 21時52分16秒 | 日記

昨年12月21日に次期学習指導要領についての中教審の答申(諮問についての文部科学大臣への回答)が公表されました(2年間で400時間かけて検討されたとのこと)。答申のポイントは以下の通りです。

・現行の小学5,6年生の「外国語活動(聞く・話す)」を小学3,4年生に引き下げ、5,6年生は教科「英語(読み・書きも含む)」にする。

・小中高においてプログラミング教育(ICTの活用)を必修化。

・高校の近現代史中心の「日本史A」と「世界史A」を融合して「歴史総合」に。「現代社会」を無くして主権者意識を育む必修科目「公共」の新設。

・現行の「総合的な学習の時間」を「総合的な探求の時間」に。他にも高校の選択教科として「探求」の教科を複数設定(「古典探求」「地理探求」「理数探求」など)。「探求」が目指しているのは、思考力や表現力、学習内容を生活に活かす力などの育成。これは、経済協力開発機構(OECD)の「国際学習到達度調査(PISA)」などで言われる「国際標準」の学力観を受けて、次世代の日本人のための教育方針とするということ、かな。

・指導方法としては、アクティブラーニングを全教科に導入。などなど。

今回の改訂においては、小中高等学校全ての教科・領域において育成を目指す資質・能力の三つの柱(知識・技能、思考力・判断力・表現力、学びに向かう力・人間性等)、に基づいて各教科等の目標や内容が再整理されました。

このことを踏まえ、準ずる教育である特別支援教育も同様に小中高等学校の各教科の目標や内容との連続性・関連性の整理が必要となってきます。系統性も図られ、現行では一段階のみの中学部も二段階にするとのこと。また、学習評価についても各教科の目標に準拠した評価の観点による学習評価(知識・技能、思考力・判断力・表現力等)の導入が求められてきます。

かなり大きな変化の波が押し寄せてきそうですね。今から準備できることは準備しておく必要がありそうです。

詳細はこちらから。

 畠山