Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

平成27年12月19日(土)!!

2015年12月13日 23時01分49秒 | 日記

次回、チーム埼玉学習会は、高等部の実践報告ということで企画していますが、事例報告をしてくださる講師の先生方は、小学部・中学部の先生方を対象として実践報告の内容をご検討していただいているとのことです。これぞキャリア教育!

就学前に関わった支援者、小学部時代に関わった教員、中学部時代に関わった教員、そして高等部時代に関わっている教員、そしてこれから関わる就労先の支援者。その時間的流れを意識しながら、今現在の足元を見つめ、課題設定し、指導に取り組む。

24時間フルタイム、1年間、3年間、6年間、9年間、12年間、20年間、30年間、将来を見据えた支援が大切なのだと思います。

これまでのパッシブ・ラーニングの時代は終わりにして、これからアクティブ・ラーニングの時代が、障害の有無にかかわらず、主体的に、能動的に学ぶことができるような教授・学習法が求められています。

時代の要請に応じた指導方法・教授方法を展開していけるよう、日々自分自身の実践を振り替えり、努力していければと思います。

次回、参加された先生方と共にそんな話を共有していければと思います!

(畠山)

 


チーム埼玉学習会まであと1週間!

2015年12月11日 23時55分18秒 | 日記

本日、夕練で7年前のマレーシア視察報告(トレンガヌ州のCBR)をおこない、特別企画「世界の特別支援教育」シリーズを終えました(全6回、ベトナム、オーストラリア、シンガポール、イギリス、ウズベキスタン、マレーシア)。途上国では自国の国力発展を最優先としているため、福祉まで行きついていない現状を確認しつつ(文化の醸成が必要で、少なくとも50年はかかるのかな?)、先進国の中でも、医療的ケアが必要な重心の子どもたちを教育の対象としているのは日本のみということ。これだけ国の税金を障害児教育にあてているのはダントツ、日本ということでした。障害を定義し、国として支援する範囲を決めるのは、その国の文化に応じて様々で、要するに、障害は社会によって法律で定義され作られるということ。どのような実態をもって障害とするか。それはその国の文化によって異なります。

さて、次回チーム埼玉学習会まで、あと一週間となりました。

参加申し込み、まだまだお待ちしております!!

今回は、高等部特集と銘打っていますが、小学部や中学部の先生方にもきっとためになるお話が聞けると思いますので、臆せず気楽にご参加ください。

子どもたちのことを懸命に考え、日々実践されておられる先生方と意見交換できる機会は、何よりも明日へのエネルギーとなります!!

参加をご検討の先生は、是非、HPにて申し込み手続きをしていただければと思います。

できれば、この面白さを多くの先生方と一緒に共有したいと思っているので、「そんな学習会があったの?知らなかった!」ということがないように、広報していいただけると助かります。

宜しくお願いいたします。

                                          畠山


青年海外協力隊

2015年12月04日 23時16分31秒 | 日記

 本日の夕練(今年度26回目)で、青年海外協力隊の隊員としてウズベキスタンへ行っていた先生に2年間の活動報告をしてもらいました。1週間前に帰国し、4日前に職場復帰したばかりにも関わらず、無茶振りを快諾していただいて、夕練で話をしてもらいました。60分間、充実した時間となりました。参加された先生方も、文化の違い、国の情勢、教育について、興味津々で、活発な意見交換となりました。世界を知ることは日本を知ることにつながるなぁ~っと実感。置かれている状況(文化、言語、生活)は違えど、子どもはみな同じ(素直でまっすぐ伸びようとしていて未来へ大きな可能性を秘めている)ということ。生物学的に考えて、人間としての本質なのだろうなぁと思いました。その子どもたちに対して、「教師として自分にできること」を考えていくことが専門性の土台なのだろうと思いました。とは言え、いろいろな事情もあって、支援を受ける側の教員の話を聞くと、いい加減?と感じる部分もありますが、日本の文化を上から目線で押しつけず、相手の国の文化を尊重することの意味を考える機会となりました。あくまでも「ボランティア」という意義をJICAとして隊員に教育するシステムが良くできているな、と今日の話を聞いて思いました。

 山本先生、今日は本当にありがとう! 心から感謝感謝です。

 文化とは何か、ボランティアとは何か、教育とは、ODAの名のもとに、日本は何故、途上国支援をするのか?などなど、その定義、その意義について自分なりに調べて考えるよい機会となりました。

 来週の夕練は、映像を交えながら7年前にJOCV支援で視察したマレーシア報告をする予定です。

                                                    畠山