毎回、講演会や研修会の直前に、夕練の時間を使わせていただいて、練習をさせてもらっています。この60分一本勝負のリハーサルをすることで、自分の伝えたいことは何か?伝えたいことが聞き手に伝わるために、どの資料や映像を使えばよいのか、または使わない方がよいのか、その判断をさせていただいています。前例で言うと、夕練を通して、チーム埼玉学習会で発表しようとした資料をすべて入れ替えたこともありました。「だいたいこんな感じでいいかな」という自分の甘い考えを、このリハーサルをすることによって「それではいけないよ」と修正していただいております。
本日の夕練(今年度7回目)では、明後日の入間川病院のプレゼンのリハーサルをさせていただきました。60分間の内訳は、40分間つたない話、20分間映像でした。夕練に参加された先生からは、「映像をもっと使用して具体的にわかりやすく、どのようなねらいを設定して、この映像のようにかかわったのか、その際の配慮点なども含めて筋を通して伝えた方がよい」、「何をもって、自立活動と考えて指導しているのか、子どもの成長の様子と、畠山の指導の関係性をもっと明確に示した方がよい」など、大変貴重なご指摘をいただき、本当にありがたかったです。
これらのご指導をいただき、使用しようと考えていた映像を思いっきって変更することにしました。また、資料前半の話はできる限り長くならないように適宜、カットすることにしました。限られた時間の中で何を伝えたいのかを自分の中でもう一度整理するよい機会となりました。
毎日の授業もこれと同じなのしょうね。子どもたちに伝える・伝わるための工夫、子どもたちができるようになるための教材教具の作成などなど。
すべてのことを完璧にすることはできないけれど、何かはできる。
そう思って、今できることをできる範囲でやるのみです。
畠山