Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

プレゼンリハーサル

2015年05月29日 22時13分13秒 | 日記

 毎回、講演会や研修会の直前に、夕練の時間を使わせていただいて、練習をさせてもらっています。この60分一本勝負のリハーサルをすることで、自分の伝えたいことは何か?伝えたいことが聞き手に伝わるために、どの資料や映像を使えばよいのか、または使わない方がよいのか、その判断をさせていただいています。前例で言うと、夕練を通して、チーム埼玉学習会で発表しようとした資料をすべて入れ替えたこともありました。「だいたいこんな感じでいいかな」という自分の甘い考えを、このリハーサルをすることによって「それではいけないよ」と修正していただいております。

 本日の夕練(今年度7回目)では、明後日の入間川病院のプレゼンのリハーサルをさせていただきました。60分間の内訳は、40分間つたない話、20分間映像でした。夕練に参加された先生からは、「映像をもっと使用して具体的にわかりやすく、どのようなねらいを設定して、この映像のようにかかわったのか、その際の配慮点なども含めて筋を通して伝えた方がよい」、「何をもって、自立活動と考えて指導しているのか、子どもの成長の様子と、畠山の指導の関係性をもっと明確に示した方がよい」など、大変貴重なご指摘をいただき、本当にありがたかったです。

 これらのご指導をいただき、使用しようと考えていた映像を思いっきって変更することにしました。また、資料前半の話はできる限り長くならないように適宜、カットすることにしました。限られた時間の中で何を伝えたいのかを自分の中でもう一度整理するよい機会となりました。

 毎日の授業もこれと同じなのしょうね。子どもたちに伝える・伝わるための工夫、子どもたちができるようになるための教材教具の作成などなど。

 すべてのことを完璧にすることはできないけれど、何かはできる。

 そう思って、今できることをできる範囲でやるのみです。

                             畠山


ご活用ください。

2015年05月27日 23時01分20秒 | 日記

 チーム埼玉学習会は教員の教員による教員のための学習会ですので、是非、多くの先生方に活用していただければと思っています。参加自由で無料の午前の部も、とても内容が濃いです。午前は主にそれぞれの学校における実践報告をしているので、生の話を聞いて自分の現場に持って帰ることのできる内容となっています。

 午後は午後で、メインのテーマに沿った内容を毎回用意しているので、先生方の興味関心に応じて参加をご検討していただければと思います。

 研修会を受講後、話を聞いて終わらずに、学習会で学んだことを現場に持ち帰って活用できる学習会を目指しています。

 是非、ご活用ください。

 特に、知的障害がある場合の教育課程においては、教科書もなく、児童生徒の実態に応じて、学習内容を設定することができるので、実態把握と目標設定、そしてその目標を達成するための指導方法、達成度を示す評価の観点については、基準がなく、一人一人の教員に委ねられています。いい加減なことをしても許される世界です。価値観・教育観がダイレクトに問われます。まさに真剣勝負です。

 なので、教員の専門性の向上を常に求め続ける教員像が必要不可欠なのだと思います。まさに教育に対する執念が問われています。

 高みを目指して共に学び合っていければと思います。求めればきりがない世界ですが、一緒に突き抜けていきたいと思っています。

 追記

 埼玉県の総合教育センターの夏の研修会(特別支援教育基礎講座 SE000310)で、藤原先生の講義があります。

 テーマ:「自閉症の幼児児童生徒の特性を踏まえた理解・支援について」

 定員:150名

 日時:8月18日(火)

 会場:行田の総合教育センター

 申し込み締め切り:6月19日(金)

 

 よかったら、申し込んでみてください。

 

                      畠山

 


次回チーム埼玉学習会情報!

2015年05月14日 21時03分52秒 | 日記

 先日の「目からウロコ、分かって動ける授業づくり」にご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました。本校でも参加した先生方が、早速、授業の準備片付けにおいて、始点と終点という教員の立ち位置を意識してポジションをとるようになり、送り出してと受けての、その間を子どもたちが授業に使用する教材教具を運んで行き来する姿が見られるようになってきました。

 さて、次回のチーム埼玉学習会は、平成27年7月18日(土)13:00~17:00です。

 場所は浦和コミュニティーセンター第13集会室(定員90名)です。

 内容については、教材教具について学び合う予定です。子どもたちの認知を高め、基礎学習の力を育てるためにどのようなねらいを設定し、そのねらいを達成するためにどのような教材教具があって、どのように指導すればよいのか、型はめ、ひも通し、プットイン、マッチングなどなど、その課題ごとに実践例をお伝えしながら、将来、どのような力につながっていくのか、今の生活へどのように広がっていくのか、参加された皆さんと情報を共有し合えればと思っています。ひょっとしたら、チーム埼玉学習会初のワークショップとして、教材教具づくりの企画になるかもしれません。

 午前の部の内容はまだ未定です。

 夜の部の場所もまだ未定です。前回の夜の部の2次会はチーム埼玉学習会初のカラオケで盛り上がりました。

 追記:以前話題にした東北大学で開催される日本特殊教育学会の宿泊先ですが、学会から指定されているJTB東北より、仙台市内はもうすでに無いとのことで、仙台からさらに1時間かかる山形駅前のホテルを紹介していただきました・・・。どうしよう?

                                    畠山


ありがとうございました。

2015年05月10日 23時01分34秒 | 日記

「目からウロコ 分かって動ける授業づくり」

 お休みのところ多くの先生方にお集まりいただき、大変充実した学習会となりました。

 本当にありがとうございました。

 また、せっかく来ていただいたのに、運営側としてバタバタしてしまい、ゆっくりお話する時間も持てず、大変失礼いたしました。

 でも、藤原先生のお話とそれを裏付けるVTR映像を目の当たりにし、まさに目からウロコだったことと思います。

 今回の研修を受けた自分たちが明日から現場で何をできるかが問われます。

 子どもたちがわかって動けるための仕掛け作り(環境設定、教員の指示、立ち位置、動線、支援ツール、手がかり刺激、刺激の制御等々)、そして多重・多様な評価、べったりつかず、依存させず、子どもたちに多くの経験・役割を提供することなどなど、意識していきましょうね。

 答えは、子どもたちが示してくれます。

「教員の考え・かかわり方が変われば、子どもが変わる」。まさに目からウロコです。

 午前の部。宮前先生の実践報告。指導計画の作成と1年間の自立活動の流れ、そのPDCAサイクル。 とてもわかりやすく、1年間を通して担任している児童がどんどんできなかったことができるようになっていく姿、障害特性からくる生きづらさが薄まっていき、互いが生活しやすくなっていく姿をVTRで見せていただき、「すごーい!」と思いました。まさに障害による生活上、学習の上の困難を改善・克服していく過程を見させていただきました。自立活動の指導計画作成については、個人レベルでしているのではなく、学校のシステムとして位置付けていていることを知り、さらにすごいと思いました。

 

 自分の話で、落としてしまったこと1点。配布資料とは異なるパワポ資料で話をしていました。

 I can't do everything, but I can do anything.

「私はすべてのことを完璧にはできない。だけど、何かはできる。」

  前川久男先生から教えていただいた、ヘレン・ケラーの言葉です。

                                 畠山

 

 

 

 


GW終わってしまいましたね。

2015年05月06日 23時09分57秒 | 日記

今年の日本特殊教育学会が9月の連休中に仙台の東北大学で開催されます。今年のGWもそのポスター発表用の資料作りに費やすこととなりました…(原稿締め切りが今月18日のため)。そんな中、ジャニーズの嵐のコンサートがあるとのことで、なんと、宿泊のホテルが全てSold outしていて取れないことが判明!どうしよう!っていう状態です。4万人くらいの嵐ファンが仙台に集まるのかな???特殊教育学会の実行委員会の先生方もまさかこんな大嵐が舞い込むとは想像すらしていなかったことと思います。さすがに東北大学のキャンパス内にテントを張ることもできず、最悪、日帰りかも?という感じです…。でも、嵐のコンサートは、東北復興のためにも、とても良いことだと思っています。

チーム埼玉学習会まであと3日。資料印刷等々準備もしなくちゃ。午前の部の自分の発表準備もまだだった…。明後日の夕練の準備もしなくちゃ…。

参加申し込みはまだまだ間に合います。最悪、当日飛び込みも大丈夫です。学習会への参加申し込み締め切りは、前日8日金曜日夜まで(10時くらいまでだったかな?)、HPの方で受け付けております。が、夜の部の懇親会締め切りは明日の夜(7日)までだったかな?お店の料理準備の都合、人数確定の連絡が必要なためです。ちなみに、藤原先生も夜の部参加です!夜の部からでも参加ご検討のほど、よろしくお願いします。

                                    畠山