Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

幸せに生きる力を育むために

2017年08月22日 00時14分50秒 | 日記

お盆休みを終え、本日、タイトルのテーマで大宮北で開催された地域公開講座へ参加してきました。

筑波大学附属大塚特別支援学校主幹教諭の安部博志先生のご講演でした。

学生時代から彼此25年近くご指導いただいております。

常に努力を続け、日々、子どもたちやその保護者との新たな出会いと支援を探求し、最新の情報をどん欲に取り入れ、変化し続けている先輩教師。憧れ、目指そうとしても到底届かない存在。今の自分には全然できていないのだけれども、自分の苦手なことにでも挑戦し続けなければならない現実。自分はどれだけだめで、もっと努力し続けなければ、今後の変化に対応できないことか。そんなプレッシャーの中、自分の認知の歪みを修正すべく助言を間接的にしてくださる安部先生。

公開講座の帰り道、書店に寄り、「キラーストレス」「マインドフルネス」の2冊の書籍を購入しました(本日の参加者にしかわからないことですが・・・)。

ロマンティックサイエンスを実現できる支援者になりたいと思いつつ、他にもやらなければならない(イラショナルビリーフ)ことに忙殺され、焦燥感と自己批判の堂々巡りの中、暗中模索、五里霧中、必死でもがきつつも、前進していきたいと思っています。

畠山


締め切り。

2017年08月02日 01時04分28秒 | 日記

明日8月2日を、自分の中で、8月9日の久喜特支研修会、8月10日の県の10年次研の研修会資料提出締め切りとしてスケジューリングしています。今日一日もこの作業に費やしましたが終わらず19時退勤…。

人に迷惑をかけないようにするために、自分で期限を決めてそこに照準を絞って努力しようとセルフマネージメントする力。誰に教わったのだろうか?自然と身に付いたのだろうか?

自ら目標を設定し、その目標達成のための方略を考え(プランニングをして)、取り組み(実行し)、取り組みながら目標達成へと向かっているか判断して必要に応じてやり方を変えたり(修正)、ペースを上げたりして(モニタリングしつつ)、行動遂行していくこと。

この繰り返しの積み重ねが生活を支える力の一つなのでしょうね。

高等部を卒業するまでに本校の児童生徒に、教師としてこのスキルを教えることができるかどうか、自分自身の実践を振り返ってみても自信がないかも…。

そんなプレッシャーの中、逃避行動として、PCの前から逃れ、これまでに買いためていた100均ショップの素材を眺めながら自立課題の教材を3つ作成してしまいました…。改めて、人前で話すための資料作りをしているよりも、教材作りをしている方が楽しいと思っちゃいました…。

8月3日は、本校での教材教具作り研修会があります。そこで、教材教具作りとは、作成上のポイント等、話す機会があり、そのプレゼン準備もしています。どう伝えればよいのか、様々な選択肢があり、絞り込めずにいます。教材教具の話は実に奥深いです…。

 畠山

 


子どもたちへの、そして、保護者への敬意と尊重。

2017年08月01日 00時02分25秒 | 日記

本日午前中、本校において臨床心理士の杉田祐美子先生の講義「子どもの’よりよく生きたい’を支える~これまでの出会いの中から~」を受けました。杉田先生が臨床をする上で「心に留めている大事なこと」「これまでの経験において、子どもたちから学んだこと」「保護者とお会いする際に大事にしていること」等、支援者としての専門性と大事な心得を改めて確認することができた学習機会となりました。内容の濃いお話を聞いている中で、何度も感動して涙が出そうになってしまいました。杉田先生の臨床における「覚悟」がひしひしと伝わってきました。

プロとしての「覚悟」。

子どもたちへ、そして保護者へ、言葉を選び、認め、励まし、支える、その関係性を築いていく姿勢。支援者として日々向上を目指し、努力し続けていくべき責任を実感しました。真剣勝負をしている杉田先生の話は、「本質」むき出しで、痛いほど心に響きました。教員として、教師としての責任を改めて考えさせられた研修でした。「支える」存在、その一員になるためにも、たくさんの先生方に聞いてほしいお話でした。SOSを出している子どもと保護者がたくさんいる目の前の現実。自分ももっともっと努力して頑張らなければ!と背筋が伸びる思いでした。もっともっと。

 

次回、チーム埼玉学習会、11月23日(木)、勤労感謝の日、決定です。

講師は順天堂大学の飯嶋正博先生です。「不器用な子どもの動きづくり」等の著書で有名な先生です。平成18年当時、久里浜で教員をしていたころに直接クラスに入っていただいてご指導を受け、大変勉強させていただきました。

今回、身体の動きにぎこちなさがある児童生徒や、緊張が強くて身体の硬い児童生徒へのリラクゼーションの方法など、動作の視点から、児童生徒が楽しみながら動きを引き出す指導方法や身体と向き合うための指導方法等について科学的な理論に基づいた講義・演習をしていただく予定です。

知的障害があるがゆえに身体の動きに不都合が生じている子どもたちのためにも、ぜひ多くの先生方に学んでいただきたい学習会になればと思います。

場所はこれから抽選があるため、現時点では未定です。決まり次第、報告させていただきます。

畠山