Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

今年も終わりますね。

2017年12月23日 22時25分38秒 | 日記

一年があっという間に感じるようになってきました。

今年もいろいろありました。

辛いこともたくさんありましたが、「自分に起こることは、いかなることでも自分にとってプラスになること」と思って、ときにマインドフルネスを活用しながら、ストレスマネージメントしています。

「やり直せる力」。

自分に何ができるのか、多くの方々に支えていただきながら、自分自身にできることをひたすら努力していければと思っています。

今年もいろいろとお世話になりありがとうございました。

来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

(この挨拶はまだ数日、早いかな?)

             畠山


かえるカード

2017年12月21日 23時02分20秒 | 日記

ネガティブな言葉や状況をポジティブに置き「かえる」練習ができる教材です。

考案は筑波大学附属大塚特別支援学校の安部博志先生です。

今年度、自立活動の抽出指導をしていて、ストレスマネージメントやアンガーコントロールが必要な生徒に対して、この「かえるカード」を活用して取り組んでいます。

例えば、「失敗してしまったな~」と後悔しやすい場合には、「次にまた同じ失敗をしないために、大切な経験をしたんだね」と思えるように認知のリフレーミング(枠組みを変える)をするという具合です。

生徒に指導しているようで、実は自分自身のためにもなっています・・・。

嫌なこと、辛いこと、思い出したくもないことなどなど、生きていると避けて通れないことって誰にでもありますよね。でも、それも含めて、生きているということなのでしょうね。

だからこそ、自己回復力として認知の変容が必要不可欠なのだと思います。反省から自分を責めることも時には必要かもしれませんが、必要以上に責めることもない。

「失敗から学ぶことは多い」と自己の経験からもそう思っています。

                        畠山


意識の醸成

2017年12月09日 01時00分22秒 | 日記

子ども達に「〇:まる」を教えるということ。

子どもたちが「これでいいんだ」と思えるようにフィードバックすること。

〇を教えるということ、これは学習です。

この学習が成立すると、勉強でも正解が分かるようになり、学習が促進していきますし、子どもたちの自信にもつながっていきます。生活面では、社会性の規範が形成されやすくなります。

この基準を日本に生まれたからには日本の文化として、文化の継承として教え伝えていかなければなりません。このことが日本社会で生きる社会性となります。

子どもたちは、良い悪いはわからず、いろんなことをしでかします。そのしでかしたことが認められることなのか、集団社会で認められないことなのかを教え伝えていくのが我々文化の継承を教えていく教師の役目です。

にもかかわらず、「この子は障害があるから、重いから、」といって許容してしまうことは絶対してはいけないことです。

のみんなに迷惑になる行為であり、してはいけないことなのだということを本当はその子に教えなければならないのです。

将来の自立と社会参加を考えると、本来は信頼関係に基づいて、モチベーションを高めて、育成すべき能力を学ばせたい場面ですが、その学習機会が教師によって奪われてしまってはいけないのだと思います。これを許容してしまうことで、その子にコントロールされる教員になってしまい、ひいては、その子の社会性の育成ができず、その子のためにならないことになってしまうのです。

こちらが期待している行動が見られたときに、「それでいいんだよ」と「〇」をフィードバックして、うんとほめてあげること。

 

授業改善を考えてより質の高い授業づくりを目指して努力をしていきたいですね。