本日、今年度19回目の夕練を終えました。今回のテーマは「思考力・判断力・表現力を育てる指導」と「近藤益雄と知的障害児の生活教育」でした。知的障害教育における評価については、「関心・意欲・態度」に重点が置かれ、「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」については、中々なされていない現状があると常々感じています。自分が個別課題で遭遇した目の前で生じた困難な状況において、その課題解決のために児童がとった行動について話題提供し、それと合わせて文部科学省が「思考力・判断力・表現力を育てる指導」をどのように考えているのかについて、今後、さまざまな資料を参考にしながら勉強していきたい旨を伝えました。
近藤益雄先生のご実践と教育課程の考え方について学び始めました。時間の関係でまださわりすぎませんが、50年前に今の特別支援教育を凌ぐ先見性と実践力に畏敬の念を抱かずにはいられませんでした。これからの知的障害児教育・教育課程を考えていく上でも、本質に触れ、温故知新として学ばなけらばならないことだと思いました。夕練とは別に詩集「この子をひざに」を読み、涙しました。
畠山
私は学習発表会が終わってホットしています。
発表は好評でしたよ!
個別課題で遭遇した困難な状況って、国語とか算数の課題でですか?
自分が報告した場面は、自立活動の領域の指導で、見本のブロックを参照として、見本と同じ色と形を作るという課題で、いくつか課題をこなした後で、見本を構成するブロックが手元にない状況を意図的に設定した場面で、児童がどのような思考をし、判断、表現するかを観察したものでした。
文科省の資料を読むと、「思考・判断・表現」を育てる指導については、言語活動を前提としていますが、知的障害を伴うことを考えると、児童生徒の様子を観察し、思い図りながら、評価していくことが重要になると考えています。