Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

次回12月19日土曜日!

2015年10月30日 23時52分45秒 | 日記

次回チーム埼玉学習会、開催確定です。

日時は平成27年12月19日土曜日13:00~17:00 場所は浦和コミュニティーセンター第15集会室(定員150名)。もちろん自由参加の無料の午前の部10:00~12:00もやります。

午前は世界の特別支援教育と題して、海外の特別支援教育について、視察報告を行う予定です。場合によっては、他県の特別支援教育についての報告も予定しています。自分もマレーシア、オーストラリア、ベトナムに関しては、現地へ行って見聞きしてきたことがあるので、そのいずれかについて報告させていただく予定です。

午後の本会は、高等部特集です。埼玉県における高等部の実践について、お二人の先生にご報告していただく予定です。近いうちに各校においてチーム埼玉学習会のポップなチラシを目にすることとなるか、お手元に届くこととなるかと思います。

話は変わりますが、本日、今年度22回目の夕練を行いました。内容は創価大の藤原先生によるコンサルテーションでした。本校の学校研究を17:00まで行った後、続きは夕練として実施しました。「キャリア教育をどのようにとらえればよいのか」「知的障害教育におけるアクティブラーニングとは」「知的障害教育における学習評価とカリキュラムマネージメントについて」などなど、多岐にわたる質問にお答えしていただきました。

参加された先生方はじめ、私自身、大変勉強になりました。

教員がなんでもやってあげるのではなく、子どもたちがするように支援ツールを活用して「仕掛ける」こと。それが教員の仕事。それを怠らず、細部にわたり、気づいて仕掛けていくこと。子ども同士のやりとり機会を設定して、子どもたちが障害の重さに関わらず自分でできることを増やしていくこと。3か月は様子を見て指導の改善を図りながら努力し続けること。その考えに基づいて、小学部、中学部、高等部の系統性を図りながら、教育課程を作り、年間指導計画を作り、日々の実践に落とし込んで取り組んでいくこと。

結局、つまらないプライドなど捨て、恥をかき、汗をかいて、自分自身の専門性の向上を目指して、泥臭く努力し続けるのみ、というのが自分の中での結論です。その成果をあらわすのには、量的研究でも質的研究でも、どちらでも示せるということ。

                                                  畠山

 


第19回夕練

2015年10月09日 22時39分57秒 | 日記

本日、今年度19回目の夕練を終えました。今回のテーマは「思考力・判断力・表現力を育てる指導」と「近藤益雄と知的障害児の生活教育」でした。知的障害教育における評価については、「関心・意欲・態度」に重点が置かれ、「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」については、中々なされていない現状があると常々感じています。自分が個別課題で遭遇した目の前で生じた困難な状況において、その課題解決のために児童がとった行動について話題提供し、それと合わせて文部科学省が「思考力・判断力・表現力を育てる指導」をどのように考えているのかについて、今後、さまざまな資料を参考にしながら勉強していきたい旨を伝えました。

近藤益雄先生のご実践と教育課程の考え方について学び始めました。時間の関係でまださわりすぎませんが、50年前に今の特別支援教育を凌ぐ先見性と実践力に畏敬の念を抱かずにはいられませんでした。これからの知的障害児教育・教育課程を考えていく上でも、本質に触れ、温故知新として学ばなけらばならないことだと思いました。夕練とは別に詩集「この子をひざに」を読み、涙しました。

畠山