目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

紙布の存在を知り驚く。

2017-04-12 | 日記


紙布ってなんでしょう。

読んで字のごとく紙の布ですよ。

実は今日も帯解きをしていました。

真っ赤な生地は綸子でしょうか。

調べて見たけれどはっきりしません。

知っている方があれば教えてください。

この紅色の帯を解いたら一風変わった芯地が出てきました。


メッシュっぽさがあって、

ああ、夏用なんだなってすぐにそう思いました。

手触りも柔らかくていい感じ。

それにしてもこの茶色の糸はなんの糸?

そう思って端っこの布を引っ張り出して見ました。

なんだか紙見たい。

そう思ったけど、まさかね紙ってことはないでしょ、

でもやっぱり紙みたい、と左右に引っ張るとプチっと切れました。

また引っ張ると

プチっと切れてやっぱり紙でした。

紙?

紙で織物?

こんなん有りですか?





早速ネットで調べて見ました。

キーワードは「紙の織物」

そしたらなんと紙の織物のことが出ていたわ

あったのですね、紙の布って。




ウィキに依ると

「紙糸を縦糸、横糸の両方に使用した物を諸紙布と言い、縦糸に絹・綿・麻糸を使い、

横糸に紙糸を使用した物を絹紙布・綿紙布・麻紙布と言う。

紙をそのまま使用した紙衣と異なって軽くて肌触りが良く、特に女性の夏の衣料用として使用された。」

らしいです。

初めは奉書紙の反古紙を使っていたというからリサイクルのつもりだったのかもしれませんね。

それがいつの世の中にも様々な人がいるものですよね。

研究を重ねる人が現れて改良を重ねついには紙を使って織った布が将軍様への献上品にまでなったそうです。

紙の布


私が持っていた帯の中に入っていた帯芯地。

やっぱり夏物だったのですね。

暑さを避ける工夫がなされていたのです。

頭いいわね、ご先祖様。

見た感じもとても味があって雰囲気が好いです。

縦糸は多分麻糸ですね。

だから麻紙布です。


バッグとかつくったらよさそう。


まさか紙で出来ているなんて誰も思わないでしょう。

インパクト有りです。

これで何か作って見たいな。


それにしても、日本の技術はすごいです。

こういう技術が忘れられていってしまうのはもったいないよね。


紙布は百年くらい前の万博とかで紹介されていたらしいけれど、

いつの間にか作られなくなったそうです。


紙布の中には洗濯可のものもあるそうですよ。

私の帯地はどうでしょう。

今度洗って見ましょうね。


それにしても、日本の民族衣装はたいしたものです。

着物を触っていると

思いがけぬ発見が多くて驚いたり勉強になったりですよ。



着物ってなかなか面白いテーマですわ。




薄いけれどなかなか丈夫そうです。

帯の芯地になるくらいだから結構強いのかもしれません。

自分用に何か作って試して見ましょうね。
























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これが日本の「粋」ですか?

2017-04-12 | 日記
久しぶりにお天気が良くなるのかと思っていたら、

昼少し前から曇って来ました。

風も出て来たようです。

これではせっかく咲いた桜が散ってしまうじゃないか。。。。。と

お天気に文句を言いたいです。

それはそうと、今日は帯地をほどきました。

帯は最近注目している素材なの。

帯の芯地が気に入ってます。

これ何かに使えそう。

アイデアが色々と浮かんで来ます。

帯を触っていると可能性に溢れていて楽しい。

帯地も素敵です。



面白い模様です。

着物よりもしっかりしている素材が多く、

ポーチやバッグには向いている気がします。

今日の帯を解いて驚いたのは、

言われなければ気がつかないほどの刺繍模様が施してあったことですね。

表地を見ている時には全く気が付きませんでした。


何か模様のようなのが浮き上がって見えますか?


裏を見たほうが模様がよくわかります。



何か飛んでますよね。



こちらも裏を見ればよくわかるでしょ。

目が悪いこともあって

まさかそんな生地だとは思ってもいませんでした。



帯地をほどき始めてしばらくすると裏地に刺繍の糸が渡っているのを見つけました。




なんのために刺繍糸がこんなところに?

怪訝に思って表をよーく見ると、

ありました、ありました、本当によーく見ないとわからないくらいだけど、

光に加減で何かがが羽ばたいている姿が見えました。

えー、ほんと?

刺繍のある帯だったのですね。

知らなかったなー。


この間刺繍の帯でバッグを仕上げた人のブログを読みました。

その方は生地裏に無数に渡る刺繍の糸をボンドで止めたと言ってましたね。

私もそうしたほうがいいかしら?

それにしても

日本の着物に関する技術とセンスは本当に素晴らしいものです。

初めて日本刺繍の妙技というかテクニックを知ったのは

花嫁衣装の打掛の模様をじっくりと見てからでした。

その打掛には鳳凰の刺繍がありましたが、

羽の部分と目の部分だけにに銀糸が使ってありました。

その糸の使い方に驚いたのです。

表面に出る銀色はほんのわずかなのに

裏を見ると銀糸がびっしりと使ってありました。

見えないところが銀ピカです。

ほんの少しの銀色で羽の輝きを表現するために見えないところに惜しみ無く贅をつくす。

これが日本の「粋」なのでしょうか?

今日の茶色の帯も

わかる人にしかわからない洒落た帯です。

こんな隠れた模様が入った帯を締めているのを知っているのは

着ている人と織った人と知っている人だけなんてずいぶんおしゃれです。

ふと見た人が帯の中に蝶が飛んでいるのに気づいたりするのでしょうね。

素敵

どんな素敵な女性が締めていた帯でしょうか。

着物はどんなものが似合うのかしら?

私には想像できません。



見た目の印象はもっと照り感がある生地なので

裏地に使っても良さそうです。

早くポーチにして見たい。































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