昨日降った雪も今日はほとんど消えてしまいました。
気温が低く寒い一日です。
ブログ村のランキングに参加していますがシニアのカテゴリーから
今のハンドメイド生活というカテゴリーに引っ越しました。
読者がめっきり減りましたが、
本来の目的というか、自分達のことを少し話そうかと思う様なったのです。
三十一年前に日本に帰国して以来、ハンドメイドで暮らしを立ててきたクラフト作家です。
当時
世の中にはまだフリーマーケット、と言う言葉が出ておりませんでした。
ベルリンでハンドメイドのジュエリーを売って暮らしを立てていた私たちは
日本でも同じ仕事で生活していくつもりだったのですが、
日本ではまだハンドメイドはもとより
リサイクルという考えさえも一般的では有りませんでした。
帰国当初は実家で暮らしていましたので東京の紀伊国屋書店へ出向き、
フリーマーケットの情報誌は無いかと尋ねましたが、
店員は聞きなれないその言葉に首を傾げておりました。
それから二ヶ月ほど経った時、知り合いが住んでいる愛知県のある町で
フリーマーケットが開かれると知ったのです。
久しぶりの再会を兼ねて出かけて行き、
私たちにとって日本で最初のフリーマーケットに参加したのです。
偶然そこで出会った人が、自分の借家の借り手を探しているところでした。
渡りで船に出会った思いで家を借り住まいを愛知県に移しました。
丁度その頃が日本に於いてフリーマーケットや手作り市などが始まる時だったのです。
カッコ良く言えば黎明期、フフ。
バブル期の名残が尾を引く時代で人々がお金を使う場所を探していた時代だったから、かも知れません。
時代の波に上手く乗ったのかもしれません。
とにかくよく売れた時代を知っております。
愛知県に引っ越してから、あちこちの情報を集め
スーパーの催事場で催される手作り市に参加、そこで知り合った人に誘われて
名古屋の松坂屋、栄の丸栄、三越などでのデパートでの
手作り展なる催事に参加しました。
一年程屋内の仕事に従事して、止めました。
デパートは天井が低くて一日中あの空間に居ると
頭が変になりそうな、圧迫感が苦痛でした。
比べるとベルリンのクラフトフェアは自然の中の青空市で
とても居心地は良かったの。
でも寒さに耐えられず帰国しました。
生活のためとは言え圧迫感を感じながらこの世界に居るのも本望では無いので
外で売る道を見つけることにしたのです。
そうしているうちに世間ではハンドクラフトフェアなるイベントが
人気を博す様になって来ました。
松本のクラフトフェアが始まった頃ですね。
実は私たちも一回だけあのイベントに参加した経験があるのです。
三回目か、四回目くらいだったかな、
とても沢山の人が訪れて良く売れました。
それにいっぱい知り合いができて、
それからクラフト市でお店を出す様になったのです。
クラフトフェアはたいてい自然の中の公園などで開催されたので
自分達の仕事場が見つかったわけ。
もしかしたら読者の皆さんの中には私たちの店に出会った人もいるかもしれませんね。
いろいろな場所に行きましたよ。
青森までも行った事があります。
たいていは今流行りの車中泊。
そう考えると流行の先端を行ってたのか知らん
好きなことだけをやってきた結果として今があるだけで
何も狙ったわけじゃ無いけど、
時代が後からついてくる様な気もして
何か、面白いのです☆
思い返せば数々の幸運に見舞われて今がある私たち。
クラフト作家として三十一年歩んで来ました。
きっとコレからも続けていく事でしょう。
ネット販売も準備を進めています。
今しばらくお待ちください☆