中国電力の経営する病院が広島市中区にある。この病院職員だけの物ではない。 広く市民にも開放されている。この病院にPETと呼ばれる検査機器が存在する。広島市内に総合病院が、日赤を含め、公立、私立あわせると、七つも存在する。しかし、中電病院と呼ばれるこの病院にだけPETと呼ばれる検査機器が存在する事に疑問を持ち、調べていくうち、この検査機器の高価であり、他の医療機関では、導入したくても出来ない状況が判明した。 ではなぜ中電病院に存在するのか。答えは、 中国電力のホームページにあった。 原子力発電所を始めとする
発電所や、屋内変電所に、大量のアスベストが使用され、そのため、職員に肺癌、中皮腫が多発していることを公表してある。 その職員の健康診断の為、高価なPETを設置していたのである。 特に中皮腫の検査には、欠かす事の出来ない検査機器であり、患者に苦痛を与えず検査できるという、よい点がある。 この事実を確認したとき、改めて3.11災害時のアスベスト飛散の実態が誰も把握出来ず、闇に葬られる事への危機感が再び頭をもたげてきた。 今の私に出来る事は、こうしてブログで、情報を流し続けること以外にない。 焦らす、急がず、休まず。