走り去る夜行列車

この春のダイヤ改定で、二つの夜行列車”北陸”と”能登”が姿を消した。
広島に住んでいるワタシにとっては利用する機会が無かった列車であるが、数年前にしっかり撮影している。
丁度金沢で学会があり、出張カバンにOM-3Ti+モードラ＆35-105mm/F2.8を忍ばせて出かけた。
２日とも朝５時前に起床し、朝イチの列車に揺られて倶利伽羅まで行って撮影した。初日は土砂降りだった。
平日の早朝、土砂降りの中スーツ姿でカメラを構えるワタシには乗客から好奇の視線が注がれたに違いない。


土砂降りの倶利伽羅峠を下る”能登”。大雨が印象的な雰囲気を創ってくれた。


二日目は晴れたが、逆光になってしまった。


朝日を浴びて峠を下る”北陸”。終着まであと少し。



改定後も残る普段着の夜行列車は、”はまなす”、”あけぼの”、”日本海”、”きたぐに”と”ドリームにちりん”の５本のみ。
久々に座席のみの夜行列車の旅情を楽しみたい。