チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「2024.11月トーハク総合文化展」トーハク

2024-11-21 20:00:00 | 2024美術館 博物館
ハニワ展を観たチビクロわ、トーハクの本館へと向かいましたにゃ。

ウェブサイトのお知らせに出てた
カワイイリスさんに会いに来たですにゃ。

「葡萄栗鼠図」元賀 室町時代 16世紀
元賀わ、雪舟に連なる画人ですにゃ。
葡萄とリスわ、多産の象徴でおめでたい吉祥画として制作されたらしいですにゃ。ガイコツのような枝の表現が変わっているデスにゃ。
丸々としたブドウわ、シャインマスカットのようだし、愛らしいリスさんに
ハート💓を奪われましたにゃ。

「月下遊猫図」中林竹渓 江戸時代
猫会議ですかにゃ。殺気!

名所江戸百景 
「浅草田甫 酉の町詣」歌川広重
猫様わ、プンプンと怒っているみたいですにゃ。おじゃま虫にされたからか?外でわ、小さくてよく見えないけど熊手を持った人でいっぱいらしい。

「白狐」下村観山 大正3年

秋の空気感が伝わってくる屏風ですにゃ。キツネさまが優雅に、そして
かわいかったのですにゃ。

秋らしい作品をもう1点。
「龍田川」狩野探信 江戸時代
紅葉の名所ですにゃ。
掛軸をみて紅葉狩りもよいかにゃ。
やっぱりトーハクわ、落ち着きますにゃ。

今日もチビクロのブログをお読み頂き、ありがとうございますにゃ。


特別展「はにわ」東京国立博物館

2024-11-20 20:00:00 | 2024美術館 博物館
チビクロわ、お出かけしましたにゃ。
今日わ、久しぶりの上野駅にきましたにゃ。駅の広場わ観光の方で混雑してますにゃ。

特別展「はにわ」トーハク平成館
この展覧会でわ一部を除いて撮影が許可されていますにゃ。

埴輪というのわ、王様のお墓である古墳に飾られたものですにゃ。中国の兵馬俑を連想しますにゃ。

埴輪といえばこちら
「踊る人々」
馬をひく姿という意見もあるらしいですにゃ。親しみが湧く造形に元祖ゆるキャラなのでわと思いましたにゃ。

水鳥形埴輪
亡くなった王の魂を運ぶ役割を担っていますにゃ。

いろんなお姿の埴輪がありますにゃ。
王様にお仕えする役割がありますにゃ。


どれがどれだか分からなくなった
チビクロですにゃ。
埴輪「挂甲(けいこう)の武人」
よく見ると結構違いがありますにゃ。










見返り美人ならぬ、「見返りの鹿」


水鳥形埴輪
こどもと一緒にプカプカですにゃ。

彩色復元された挂甲の武人さんですにゃ。結構カラフルですにゃ。

アメリカから里帰り中の「挂甲の武人」もあり、いろんな種類の埴輪を見る貴重な機会でしたにゃ。

表慶館でわ、キティちゃんのイベントですにゃ。

これわ、東京都美術館のカフェで食べた小豆あん抹茶パフェですにゃ。
あんみつみはし×上野精養軒のコラボで
東京都美術館限定ですにゃ。
小豆あんがとても美味!ですにゃ。

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「爆発物処理班の遭遇したスピン」佐藤究

2024-11-12 20:00:00 | 2024読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。
「爆発物処理班の遭遇したスピン」
佐藤究 講談社 2022年刊行
この作品にわ、暴力的描写があるので
ご注意くださいですにゃ。

表題作「爆発物処理班の遭遇したスピン」わ、量子力学をモチーフにした作品ですにゃ。導入がキレのある警察小説でカッコイイのだ。だけど、現場の警察官が、人命よりも優先される軍、国家の威信という大きな権力に圧せられるのですにゃ。佐藤究さんの国家権力への考え方わ、前作に共通してほうちこっかの民主主義とわ真逆の方向で描かれていると思うにゃ。CIAとか、ペンタゴンとかわくわくしますにゃ。量子力学わ興味深いし、難しいけどここでわうまく説明されてチビクロにも小説を楽しむにわ十分にりかいさせてくれていますにゃ。蝶のはばたきに浮遊感でしたにゃ。

8つの作品の短編集ですにゃ。
小説を読んでいるはずなのにふとまるで現実のように感じて、せんりつしてしまう一瞬がありますにゃ。
佐藤究さんわ、前作「QJKJQ」で
江戸川乱歩賞を受賞していまスにゃ。

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備忘録
量子エンタングルメント
EPRペア


「Ank︰a mirroring ape」佐藤究

2024-11-07 20:00:00 | 2024読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「Ank:a mirroring ape」
佐藤究(さとうきわむ)
講談社
2017年刊行

この作品にわ、暴力描写が多くあるのでご注意くださいですにゃ。

京都で未曾有の大暴動が起こるのだけど、アフリカからきたアンクAnkと名付けられたチンパンジーが関係していたですにゃ。霊長類研究者×遺伝子×進化の過程×トラウマ。apeというのわ、「類人猿」のことでオランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボのことをいいますにゃ。
ネタバレを避けたいのでヒミツだけど、8分19秒わ、驚きでしたにゃ、
そこまでスケールが広いとわ…
そして真実わ、こっかの権力に隠蔽され、なかったことになるのだ。

読み始めたら止まらないどんどん読み進んでしまう、作家さんの筆力が熱いですにゃ。作家さんわ、1977年福岡県生まれの九州男児さんですにゃ。今後のご活躍楽しみですにゃ。

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「仮面絢爛」神奈川県立歴史博物館

2024-11-05 20:00:00 | 2024美術館 博物館
チビクロわ、お出かけしましたにゃ。
今日わ、横浜関内駅ですにゃ。

「特別展 仮面絢爛
中世音楽と芸能があらわす世界」
神奈川県立歴史博物館

序 音と音楽のあわい
破 移動する中世武士と音楽文化
急 地域の民俗芸能で甦る仮面たち

チビクロわ、古めの歴史資料を見たくて訪れましたにゃ。今回鎌倉時代からのお面や古文書が多数展示されていましたにゃ。舞楽、能などまるで知らないチビクロですが遠く知らない過去に思いをはせつつぼんやりする時間わ、トクベツですにゃ。

展示会場入口の映像資料わ、千葉県広済寺に伝わる国指定重要無形民俗文化財で野外の手作り舞台みたいなところで行われた鬼来迎(鬼舞)ですにゃ。お面をつけた鬼が罪深き亡者たちを痛めつけているとやはりお面をつけた観世音菩薩が現れ、救ってくれるらしいですにゃ。映像から聴こえてくる楽器の名わ、知らないけど音色が館内に響いていましたにゃ。音色に、現代文化との隔絶を感じて哀しさを感じるのわ、ありきたりの感想かにゃ。

展示の解説に、
「音楽がなければ権力を象徴する儀礼は行えない。」とありましたにゃ。
鎌倉時代民衆を支配するために音楽や舞が利用され、鎌倉幕府の支配となったけど、その没落によりそれらの音楽わ、離散してどっかいっちゃって、今でわ、細々と地域の民俗芸能に残るだけになったのかもしれないですにゃ。

チビクロわ、円覚寺門前遺跡で見つかったという
山猫形木偶 木製 鎌倉時代
が、気に入ったですにゃ。ヒゲのあとがあるんだって。職能民のくぐつが操っていたらしい。猫わ、どんな役回りであったのかにゃ。

お休みの日にいつまでも寝てしまうチビクロ。今日わ、予定よりだいぶ遅れたけど、なんとか出かけられたですにゃ。風が涼しくなったにゃ。11月。

今日もチビクロのブログをお読み頂き
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